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【ウェビナーレポート】Instagramマーケティングのプロが教える、Instagramコンテンツ制作と効果測定の仕方(2021年7月21日)

2021年7月21日に、弊社主催ウェブセミナー「 Instagramコンテンツ制作と効果測定の仕方 」を実施しました!
今回のウェビナーでは、企業のマーケティングご担当者様が Instagramを運用する上で悩まれることの多い、「コンテンツの制作の方法」とその「効果測定・分析方法」について解説いたしました。
本レポートでは、ウェビナーで解説した内容をまとめましたので、ウェビナーに参加されていない方はぜひ!自社Instagram運用の参考にご覧ください。
【司会進行】
オリナス株式会社
セールスマネージャー 西野 真梨
【経歴】
オリナス株式会社営業部門のセールスマネージャーとして営業活動に従事する傍ら、営業戦略の策定、商品開発、インサイドセールスの仕組みやフロー作り、代理店営業戦略、代理店セールス、法務、採用、新規事業開発など幅広く担当。
1. Instagramの媒体紹介
まずはじめに、Instagramの特徴やメリット・デメリットについて解説しました。
◆Instagramの特徴
コアユーザーは10代~40代の男女と、年齢性別幅広いユーザー層に使われている媒体です。10代~20代は約2人に1人以上、30~40代は約3人に1人がInstagramのユーザーというように、かなりメジャーな媒体となってきています。
メリット
- 写真・動画がメインコンテンツであるため視覚的訴求が可能
- 比較的拡散性が低く、炎上しづらい
- ショップ機能が充実しているため、購買に繋がりやすい
- アクティブ率が高いため、ターゲットに見てもらいやすい
デメリット
- ユーザーによる拡散が見込みづらい
「UGCが増えない」というお悩みをお客様からよく伺いますが、Instagramがユーザー拡散することをメインの機能として作られていないことも原因の一つです。
- コンテンツ制作に工数がかかる
次に、Instagramが向いている企業と、向いていない企業を紹介致しました。
向いている企業
- BtoC企業
- ECや店舗での商品購買を促したい・サービス体験を促したい
- 10代~40代までをターゲットにした商材
- 購買前の認知拡大やブランディングにある程度理解がある
- 中長期目線でマーケティングを行う文化がある
Instagramを活用して、売上金額向上のみを実現させるのは難しいです。長期的なロジックというものをご理解されている企業様が比較的に向いています。
向いていない企業
- BtoB企業
- 採用を目的にしている
- 50代以上をターゲットにした商材
- 短期的な売り上げしか成果として見ない
- (外部依頼する場合)年商10億円以下の企業
中長期目線でマーケティングを行う必要があるInstagramでは、今日の売り上げがほしいという企業様には適していない媒体といえます。
また、年商10億円以下の企業様は、マーケティングの費用の捻出が難しいケースがあるため、外部への依頼は向いていないと率直にお伝えしています。
新しい購買プロセス「ULSSAS(ウルサス)」を理解しよう!
皆さんは「ULSSAS(ウルサス)」という言葉をご存じでしょうか?
ULSSASとは、「SNS自体の行動・購買プロセス」といわれ、AIDMA (アイドマ)や AISAS(アイサス)に変わる新しい購買プロセスのことです。まずはこの言葉の概念からご説明します。
まずは、ユーザーがUGC(一般ユーザーの投稿)を見て特定の商品やサービスについて知ります(図:UGC )。そのUGCに興味を持つと「いいね」をします(図:LIKE)。その後、投稿されていた商品やサービスをSNS内で検索します(図:SEARCH)。この時、ユーザーは他のユーザーの口コミを見たり、他のユーザーがどんな使い方しているのかなどを見ています。さらに、検索エンジンで情報収集して公式サイト等にたどり着き、ようやく来店・購買をします(図:ACTION)。購買した商品を気に入れば、「拡散・シェア」をする(図:SPREAD)、という一連のプロセスがULSSASです。
「拡散・シェア」された投稿が、また一つの「UGC」となり、投稿したユーザーのフォロワーに届くことで、同様のプロセスがグルグルと繰り返されることになります。
SNS内の検索から直接購買することもあり得ますが、現代の購買へ至るプロセスは、「検索エンジンでサーチ ⇒ 来店・購買」という動線が主なため、Instagramの企業アカウント運用は”長期的な目で成果を見ること”が必要です。
また、Instagramマーケティングを考える上で、「ULSSAS(ウルサス)」のプロセスをユーザーに辿ってもらうためのコンテンツ設計を考える必要もあります。
2. 投稿コンテンツを考える上でのポイント
ここでは、発信していくコンテンツを具体的に決める際に、考えるべき3つのポイントをお伝えしました。
①SNS運用のKGI(最終ゴール)をどこに置くか
例えばこんなKGIを設定している企業も多いです。
- SNSからECでの売り上げに繋げる
- 若年層ユーザーの正しい認知を拡大する
- リピーターを増やす
②商品・サービスのターゲットは誰か
実際にオリナスがご支援させていただいた子供服ブランドのInstagramで狙いたいターゲットを例にあげてみます。
- 20~30代で郊外に住む女性
- パートで働いていて、夫は会社員
- 1~5歳の子供を持つお母さん
- 最近お金を使うのは専ら子供の物
- よく見るSNSはInstagramでトレンド情報をリサーチしている
- 最近はECでよく買い物をする
- 買う前にInstagramで口コミをチェックしている
- ある程度品質が良くて、可愛いものを「安く」買いたい
③自社で持っているコンテンツや強みは何か
全てのコンテンツを1から考えるのはハードルが高いため、自社で持っている強みやネタをコンテンツにすると良いです。
例えば、
- 自社でオウンドメディアを運用している
- 自社のコンテンツがある
- 特にマーケティング施策を行っていないが、商品の量や見た目の可愛さには自身がある
など、自社の長所を整理していくことがヒントになります。
ここで、先ほどポイント②「自社(商品・サービス)のターゲットは誰か」で取り上げた子供服ブランドの会社を例にあげてご説明します。
この会社様からは、「ECの販売が弱い」という課題を頂いていました。
そこで、ECでの購買を増やすために、ママ層の利用が多く購買へダイレクトに繋げられるInstagramの導入をご提案しました。コンテンツを考える際の3つのポイントを整理するとこのようになります。
- SNS運用でKGI(最終ゴール) → ECでの売り上げ増加
- 自社(商品・サービス)のターゲット → 1~5歳の子供を持っているお母さん
- 自社で持っているコンテンツや強み → 子供服の老舗ブランド、豊富なアイテム・カラフルなデザイン
あわせて、以下が改善点となりました。
- クリエイティブを変える
これまで先方が運用されていた時は、折角のカラフルで素敵なお洋服があまり美しく見えない写真だったので、まずはお洋服が魅力的に見えるクリエイティブに変更しました。
- 訴求文章を変える
若いママ層に受け入れられやすいポップなテイストに変更しました。
- ECへの購買動線を確保
ECでの売り上げを向上したいう思いはあったものの、購買動線が確保されていなかったため、投稿クリエイティブで気に入ったお洋服をそのままECで購入できるようにECへの動線を設けました。
InstagramからECへ遷移させるShop Nowとは?
Instagramは基本的に外部サイトへのリンクが貼れませんが、自社のECと連動させることができる機能、「Shop Now」があります。
投稿写真をタップすると、黒いタグが出て来たのを見たことがありますよね?
このタグを押すと、直接ECに遷移させられるというもので、この機能を実装したことによりECへの流入数が4割増になった企業もあります。ECをお持ちでInstagram運用をする場合は、無料で利用できる「Shop Now」機能をぜひ利用してみてください。
投稿がきっかけに、商品を検索・購入・店舗来店する
Instagramユーザーを対象にしたアンケートによると、ユーザーの70%の方が投稿写真をきっかけに商品を検索や購入、店舗に来店したことがあるという回答結果が出ています。このデータから、Instagramはもはや趣味のレベルではなく、購買行動を起こさせることができるSNSになっているということが分かります。
ユーザーの購買パターン
Instagramユーザーの購買パターンは、主に2つあります。
①直接ECに遷移して購入する
先ほどご紹介した「Shop Now」のボタンを押して「Shop」という画面に移り、直接ECに遷移して購買するというパターンです。
②検索・保存・比較の工程を経て、そのあと店舗やECで購入する
保存ボタンを押すと、保存した投稿に紐づく商品が「ウィッシュリスト」に保存されます。ここで他の商品と比較をして(店舗に見に行き)購入という流れです。高額商品や普段あまり衝動買いしないようなもの、逆に低単価でECより店舗が強いといった商品は、ユーザーがこのような動線を辿ることが多くなっています。
3. コンテンツ事例
ここでは、実際に他社がどのようなコンテンツでInstagram運用を行っているのか参考アカウントをご紹介しました。
キャンメイク
キャンメイクは、ドラッグストアなどで売っているプチプラコスメのブランドで、約50万人のフォロワーがいます。画像で魅せる媒体であるInstagramの特徴を活かし、ユーザーに写真で楽しんでもらえるようなアカウントです。
季節や商品特性を意識した写真を撮影・投稿しており、アカウントを見ればキャンメイクの商品情報が分かる、商品カタログのようになような立ち位置になっています。
フィードはブランドイメージに直結するため、商品カタログのような玄人感のある写真を載せていますが、ストーリーズはリップの色見を比べるスウォッチをスマホ撮影で投稿するなど、クリエイティブの見た目より実用性を重視した情報を載せています。
また、同じようなクリエイティブを投稿しつ続けているとユーザーが飽きてしまうため、定期的にユーザー参加型のはさむことも必要です。クリエイティブにメリハリを付けていくことで、「アカウントのフォロワー=ブランドのファン」の満足度アップにも繋がっている一例になります。
ベイクチーズタルト
株式会社BAKEが運営するベイクチーズタルトの公式アカウントをご紹介します。
チーズタルト専門店のため、一種類の商品を販売することでオペレーションコストや店舗の運営コストなどを下げて利益を出していくという販売戦略のもと、当初は商品数が2個しかありませんでした。最近は以前よりもレパートリーが増えてきていますが、期間限定商品を数点各シーズンごとに出すのみで、基本的に商品数が少ない会社です。
よくクライアントから「商品数が少ないので、投稿できるネタがない」というお話を聞きますが、実は工夫の仕方は色々あります。
一例として、このアカウントのように、季節に沿った写真をベースに投稿することができます。春は桜や春らしいアイテムと一緒に、夏は緑の草花と一緒に撮影する、12月にはクリスマスを連想する小物でホリデーの雰囲気を作り出して撮影することができます。
また、人の暖かみや商品×日常をテーマに、おしゃれなライフスタイルを切りとたったようなシーンを撮影したりと、様々な手法でクリエイティブに差をつけているよい事例です。
スイーツは、一般的にユーザーの反応が見込み易いコンテンツですが、同様の手法を化粧品業界で用いることも可能です。
弊社クライアントの化粧品会社や比較的商品数の少ない会社でも、季節ごとにクリエイティブを変えるという手法を取り入れています。
247ダイエッター
247ダイエッターは、ライザップのようなパーソナルトレーニングのジムを経営している会社が運営するアカウントで、フォロワー数は現在50万人以上です。
ジムのターゲットはダイエットをしたい人たちのため、エクササイズの仕方やダイエットレシピ、ダイエットに関連する豆知識を積極的に発信していくことで、多くの潜在層を集めています。
投稿から得た知識を実践したが自分だけではダイエットが成功しなかったというユーザーに向けて、定期的にジムの案内などを入れていくことで、コンバージョンを狙うという戦略です。
一点補足としては、一般的にノウハウ系やレシピ集のような文字の多い投稿よりも、前述のベイクチーズタルトのようなクリエイティブ重視の写真投稿の方が、ユーザーの反応は良くなる傾向にあります。
同じアカウントで2種類のコンテンツを出した場合、やはり文字数の多いものよりクリエイティブな写真の方が反応はよいケースが多く見られます。しかし、ジム経営会社のように、もともとクリエイティブ系の写真をあまり保有していない場合や、顧客のビフォーアフター写真ばかりになってしまう場合などは、自社の商材や保有している情報をフル活用してノウハウや豆知識などのコンテンツも取り入れていくことをおすすめします。
4. 投稿フロー・体制の構築方法
次に、どのように投稿フローや体制を構築していくのか、実際に運用を請け負っている弊社の例をもとにお伝えしました。
Instagram運用を成功に導くためのコツはたくさんありますが、何よりも大事なことは「長期的にコンスタントに投稿できる体制が整っているか」という点です。
運用継続のためには、投稿制作と運用フローがきちんとマニュアル化され、ある程度自社の誰でも運用ができるようにしておく必要があります。
また、フィードの投稿の制作は、1カ月間単位でまとめて制作するのがおすすめです。
1カ月単位よりもさらに細かく情報を出していきたいという場合は、これを2つに分けて半月ごとに運用することも可能です。
制作手順
Excelやスプレッドシートを作成して投稿を管理すると状況が可視化され、複数人で作業する際は、抜け漏れもなくなるので投稿管理シートの作成をおすすめします。
弊社の場合は、日付・曜日・投稿画像・テーマ・キャプション・ハッシュタグ・ハッシュタグ数・商品名・製品タグという順序で記入しています。
5. インサイトを活用した分析方法
インサイトとは、Instagramアカウントの分析機能のことです。ビジネスアカウントとして登録していれば、どのアカウントでも見ることができます。
継続運用と同時にもう一つ大事なことは、効果測定をして強みを伸ばしたり、課題を改善し、PDCAを回すことです。これを行わないと、ユーザーがどんなコンテンツを求めているのかがわからず、独りよがりな投稿になってしまいます。そうならないためにも、インサイトを活用してアカウントや投稿の”分析”をしましょう。
使用方法
インサイトで見ることができる指標
注意点
インサイトの機能は、”先月1カ月のデータのみを見る”というような抽出が出来ません。
そのため、期間を区切ったデータを見たいという場合は計測ツールを入れる必要があります。
インサイトで見るべき指標
①フォロワー数
「フォロワー数が今何人いるか」だけではなく、必ず推移を確認していきましょう。
フォロワー増減のタイミングを見て、どんな投稿をしたのか、何か自社でマス広告を打ったのか、イベントを行ったのかなど、そのタイミングに何らかのアクションがあったかという点を見ます。
「フォロワー数=自社の情報を継続的に取得したいと思ってくれているファンの数」になるため、ファンが増えたタイミングは何らかのトリガーがあるはずです。
例えば、新商品のリリース、マスメディアでの露出など、Instagram外の要素かもしれません。「なぜフォロワーが増えているのか・減っているのか」ということを考えうる要因に照らし合わせて判別することで、再現性のあるものにしていくことができます。
②インプレッション数・リーチ数
「インプレッション=投稿が表示された数」、「リーチ数=投稿が表示されたユーザー数」です。インプレッション数・リーチ数は、投稿がユーザーにどれくらい見てもらえたかを図る指標になります。
こちらも、どんな要因で増減の変化が起きたのかを深堀します。
例えば、流行のハッシュタグをたくさん入れたところ、新規のユーザーへのリーチが増えた、ウェブメディアである投稿を取り上げてもらったときにインプレッションが増えた、というように変化の要因を特定します。
③エンゲージメント率
エンゲージメント率は、投稿に対する(いいね数+コメント数+保存数)をインプレッションで割った数です。ユーザーが投稿に対してどのくらい好意的な反応を示しているか、という点を図ることができる指標です。
ただフォロワー数を増やすだけではなくて、自社の顧客になりそうなフォロワーを増やしたいという場合は、この指標を参考するとよいでしょう。
ここで注意すべき点は、「自社の投稿のなかで比較するべき」ということです。
「エンゲージメント率は、何パーセントだと高い・低いのか?」というご質問をいただくことがありますが、これはフォロワー数や業種によって全く異なります。他社と比べてどうというよりは、自社の投稿のなかでエンゲージメント率が上がっている下がっている、この投稿はエンゲージメント率が高い低い、というような軸で分析を行います。
とは言え、基準も必要なのでお伝えすると、一般的な企業アカウントでは約1~5%が多くなっています。1~5%というかなり幅のある数字からも見てとれるように、エンゲージメント率は企業によって全く異なるものなので、他企業との比較ではなく自社の投稿のなかで高い低いを分析するという判断が必要になるのです。
フォロワー数が5,000人くらいまでのアカウントは、熱量の高いユーザーが多い傾向にあるため、もう少しエンゲージメント率が高くなることが多く10%に届くいくようなアカウントもあります。逆にフォロワー数が多くなればなるほど、エンゲージメント率は低くなる傾向にあります。
④クリエイティブ
Instagramの評価指標を最も左右する大きな要因は、クリエイティブです。そのため、各指標とクリエイティブの因果関係を探っていきましょう。
投稿クリエイティブとこれまでご説明した指標の相関を考え分析していくことで、写真の色見・構図・写っている商品によっても数値に差があり、クリエイティブの良し悪しの傾向を判断することができます。
今回、ピックアップしてご紹介していませんが、Instagramのショッピング機能「ShopNow」を活用している場合は、インサイトで商品タグをクリックした数値も見ることができます。
この数値の差も商品やクリエイティブによって傾向が見えてくると思うので、しっかりと分析をしていきましょう。
◆計測ツールについて
Instagramのインサイトで見られるデータは、無料ということもあり少々使い勝手が悪いです。SNSを販促の一手として重視しはじめると、もう少し細かいデータが必要になってくるはずです。細かい測定が可能な計測ツールについて、おすすめの有料ツール3つをご紹介します。

おすすめ計測ツール
例えば、ソーシャルインサイトを使用した場合、月毎の数値を出して比較をすることもできるので、投稿の分析をより詳しく行うこと可能です。
6. 質疑応答
質問①
ショップナウの機能は、ECで売るものがないと活用は難しいですか?
(飲食店のテイクアウト等への活用は可能ですか?)
回答
いいえ、活用できます。ECをお持ちの会社は活用が可能です。
例えば、飲食店のテイクアウトなど、ショップナウで注文を受けて、お店から顧客へ発送するというビジネスモデルを行っている会社も最近増えています。
質問②
投稿数を増やすとフォロワー数が増えますか?
回答
「投稿数を増やす=フォロワーが増える」ではないです。
投稿数を増やしても、それが顧客にとって役立つ情報かがポイントです。”いいな”と思ってもらえる情報ではない場合、投稿数が増えることは顧客とってはマイナスになってしまうパターンもあります。
投稿数を増やすよりも先に、ユーザーベネフィットのある投稿なのかを一度考えていただき、その上で、それが量産できそうなコンテンツであれば投稿数を増やしてくのは良いと思います。しかし、フィードに1日に1投稿はかなり多いので、そこまでする必要はないかと思います。弊社では、月平均12投稿前後で進行させていただくことが多いです。
質問③
ECでの販促・お知らせ・セールなど、商売のニュアンスが強い投稿は避けた方がいいですか?
回答
フィード投稿は、絶対にやめた方がいいです。
フィード投稿でチラシの投稿してしまうのは、王道のナンセンスな投稿なのでおすすめしません。ただ、これをストーリーズで投稿するのは効果的です。
企業のファンやロイヤルカスタマーは、お得な情報が欲しい!と少なからず感じているのも事実です。企業側としても割引やセールなど、購買のトリガーとなる情報を、Instagramで集めたユーザーに対して発信したいですよね。その場合、ストーリーズで発信するぶんには問題ありません。
ストーリーズに”今こういったセールを開催しています”といったセール情報を載せて、そこからスワイプしてECに遷移させる設定も可能です。
※ストーリーズから外部サイトに遷移させる機能は、アカウントのフォロワー数が1万人を超えると設定できる機能になります。
質問④
地域限定でフォロワーを増やす方法はあるのでしょうか?
回答
あります。
まず、フォロワー数を増やす方法として、一般的にキャンペーンや広告配信が効率的です。
広告配信を行う場合、配信先の地域を設定できます。例えば北陸地域限定で広告配信をすると、アカウントの露出は北陸地域の方だけになり、北陸地域の方を中心にフォロワー数を増やしていくことができます。
また、ご質問にある”ハッシュタグで地域名を入れる”というのは、北陸地域だけで流行っているものなど、地域限定でよく検索をされるタグがあればよいですが、ハッシュタグからの流入は基本ボリュームが見込めないので、ハッシュタグよりはキャンペーンや広告を回す方がよいと思います。
質問⑤
地域限定でフォロワーを増やす方法はあるのでしょうか?
回答
あります。
まず、フォロワー数を増やす方法として、一般的にキャンペーンや広告配信が効率的です。
広告配信を行う場合、配信先の地域を設定できます。例えば北陸地域限定で広告配信をすると、アカウントの露出は北陸地域の方だけになり、北陸地域の方を中心にフォロワー数を増やしていくことができます。
質問⑥
複数枚投稿と1枚投稿は、どちらの方がよいのでしょうか?
回答
可能であれば、複数枚投稿していただいたほうがよいです。
ユーザーにとってノイズになりそうな投稿や、ブランドイメージを崩すような投稿は、2枚目以降にも載せないほうが良いが、画像のクオリティを担保できるようであれば、情報量をなるべく多くすることでユーザーの商品に対する理解が深められるため、複数枚投稿の方がよいです。
少し論点がずれてしましますが、投稿クリエイティブについて一点注意していただきたいのが、9分割投稿です。企業やブランドのアカウントで、そのシーズン売っていきたい商品の宣材写真など1枚の大きな画像を9枚に分割してフィード投稿しているのを見かけます。しかし、この投稿方法はSNSマーケティングとして全く意味をなさないため、おすすめしません。

これは、そのアカウントのトップページを見た際、最終的に9枚の投稿が1枚の画像のように繋がって見えるという設計ですが、基本的にInstagramのユーザーはタイムラインに流れてくる1枚ごとの写真をみているため、例えばただ真っ白な1枚画の左上部分が流れてきても何の投稿だか分かんないという状態になり、全くアクションを得られない無駄な投稿となっていまします。
質問⑦
適切なハッシュタグの選び方を教えて欲しいです。
回答
正解が分からないというのが、正直な回答です。
Instagramからは、こんなアルゴリズムになっていているので、こんなロジックでハッシュタグ選定してくださいという公式発表はされていませんが、ハッシュタグの選定にあたり一般的に有効といわれている4つのポイントをお伝えします。
- ハッシュタグは、最大数入れる
最大30個のハッシュタグを付けることができます。
- 親和性の高いハッシュタグを入れる
例えば、全くおうち時間に関係のないレジャーの投稿に「#おうち時間」を付けて投稿すると、Instagram内でのスコアリングが落ちてしまします。
- ハッシュタグのボリュームを意識する
ハッシュタグを入れる目的は、そのハッシュタグから検索を狙うことです。
ハッシュタグ検索を狙う際に、ハッシュタグのボリュームが数百万もある超人気ハッシュタグばっかりを付けていくと、そのタグの人気投稿に載ることや、検索された時に自社の投稿が見つけてもらえる可能性が限りなく低くなります。その数百万のハッシュタグを入れても構いませんが、数十万、数万辺りのミドルボリュームのタグをきちんと盛り込んでいくことが重要なポイントの一つです。
- 検索されやすいハッシュタグを入れる
タグには、検索をするときに使うハッシュタグと、投稿する時に使うハッシュタグがあります。
ママ友と一緒に映ってる写真を投稿する時に、例えば「#ママ友」が思い浮かぶかもしれませんが、あまり検索はされることのないハッシュタグであることも想像できます。それよりも「#ママファッション」や「#ママコーデ」など、検索されやすそうなハッシュタグの方がより効果的といえます。
質問⑧
クリエイティブが大事ということですが、(クリエイティブ制作に)どんなツールを使えばいいですか?
回答
一概には言えない部分もありますが、よいスタイリスト・カメラマンが必要です。
内製する場合は、よいカメラや機材が必要です。撮った写真を加工するのであれば、加工アプリや、テキストなどの装飾を加える場合は、PhotoshopやIllustratorといったツールが必要になります。
また、クリエイティブの効果測定には、前述したソーシャルインサイト等の計測ツールを使うことで可視化することが可能なので、クリエイティブの良し悪しも比較できるようになります。
最後に
ウェビナー「Instagramコンテンツ制作と効果測定の仕方」のレポートは、いかがでしたでしょうか?
毎月の充実したコンテン制作やスムーズな進行にはコツがあり、インサイトの数値の取り方、またそれぞれの計測意義をしっかり理解して分析・活用することで、自社のInstagramアカウントがより商品やサービの販促効果を高めるツールとして機能し、自社のマーケティングノウハウとしても蓄積されていきます。
これからアカウント運用をスタートさせる方は、何から取り組めばよいかわからなかったり、不安に感じていることも多いかと思います。また、すでにアカウント運用に携わっているマーケティングご担当者様も、運用の効果を高めるために何ができるのか?何を改善していくべきか?など、具体的な解決方法がなかなか見つから場合もありますよね。
そんな時は、是非今回のウェビナーレポートを皆さまのInstagram運用の課題解決に向けてお役立てていただければと思います!
「個別相談会」も開催していますので、自社のInstagram運用はもちろん、Webマーケティングについてのお悩みや詳しく話を聞いてみたい事があるというご担当者様はぜひご相談ください。
ウェビナーレポートの他にも弊社HP内「お役立ち資料」では、Webマーケティングに関する役立つ資料を掲載してので、ぜひご活用ください。