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営業のお電話はお控えください。
アカウントスポット目的 | 認知拡大 |
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クライアント課題 | 自社運営では気付けないユーザー目線での発案、豊富な実績がない |
媒体 | |
業界 | アパレル |
取り組みの背景
ご相談いただいたアパレルブランドは、認知拡大を目的にInstagram運用に取り組んでいたものの、自社運営では気づきにくいユーザー目線の企画や、過去の実績データに基づく効果的な施策の立案に課題を抱えていた。
特に、発信力のあるママ層を中心にファミリー層へと訴求したいという意向が強く、限られた予算内でいかにして質の高いフォロワーを獲得できるかが最大のテーマであった。
そうした背景のもと、当社ではアカウント運用に加え、「キャンペーンの内容設計」「商品選定」「ターゲット精度の高い広告配信」を軸とした、Instagramフォローアップキャンペーンの立ち上げをサポートすることとなった。
施策
本施策では、Instagram上でのフォローアップキャンペーンを軸に、ターゲットユーザーとの接点を拡大させることを目的とした。
キャンペーンの概要
- 参加方法:Instagramアカウントをフォローし、対象投稿に「いいね」をするだけ
- 当選内容:抽選で20名に、シーズンアイテムの人気セットをプレゼント
- 期間設計:一定期間で完結するテンポの良い展開とし、ユーザーの応募ハードルを下げた
このキャンペーンでは、プレゼントとして実用性・季節性・写真映えのいずれにも優れたアイテムを採用。あくまで「子どもを持つ親目線」で本当に喜ばれるものかどうかを軸に商品選定を行った。
ターゲティングと広告設計
広告配信においては、以下のようなキーワードで興味関心セグメントを設定。
「子供服」「キッズコーデ」「アウター」「こどものいる暮らし」
このように、「ファッション」と「子育て」の両面に関心のあるユーザー層へ向けてアプローチした。特に、情報発信に積極的なママ層をコアターゲットとし、実際に自身の生活に取り入れたくなるようなイメージ訴求を意識したクリエイティブを用いた。
エンゲージメント設計
投稿内容には、参加しやすさや共感のしやすさを重視し、保存したくなるビジュアル構成や、共感を誘うキャプションを組み込んだ。
成果
- フォロワー増加数:+2,160人
- CPC(1クリックあたりのコスト):57円
- CPF(1フォロワー獲得あたりのコスト):116円
- フォロワー転換率:48%
とくに注目すべきは、フォロワー転換率48%という高水準の数値。これは、広告からの流入者の約半数が、実際にフォローへと行動を起こしていることを意味し、キャンペーン内容だけでなく、弊社で並走していたアカウントの改善そのものにも魅力があったことが裏付けられた。
また、単なる応募コメントではなく、「実際に使ってみたい」「子どもに着せたい」といった具体的なイメージを含んだコメントが多く見られた。
これにより、アカウントは単なる“懸賞の場”ではなく、“共感や期待感を得られる発信源”としてのポジションを確立。
短期間でのフォロワー増加とともに、ブランドに対する中長期的な好意形成のきっかけとなった施策であった。