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VRやXRがSNSマーケティングに与える可能性
SNSマーケティングの世界は、いま静かに大きな変化を迎えています。
これまで「体験を共有する場」だったSNSが、
VR(仮想現実)やXR(クロスリアリティ)の発展によって、
“体験そのものを届ける場”に変わり始めているのです。
SNSは「見る」から「感じる」へ
これまでは、画像や動画を“見る”ことが中心でした。
しかし今後は、ユーザーがブランドの世界観を没入的に“体験”する時代になります。
VR空間で商品を手に取り、
イベントに参加し、
その体験をSNSで共有する──。
もはや「投稿」ではなく「体験の再現」がSNSの主役になりつつあります。
① VR・XRとは何か? 〜リアルとデジタルの融合〜

VR(Virtual Reality)とは、仮想空間の中にユーザーを没入させる技術。
ゴーグルを装着して、まるでその場にいるかのように体験できるのが特徴です。
一方のXR(Extended Reality/クロスリアリティ)は、
VR・AR(拡張現実)・MR(複合現実)といった「現実とデジタルの融合技術」を総称する言葉です。
VR → バーチャル展示会、3Dショップ体験
AR → スマホで家具や化粧品を試す機能
MR → 現実空間に3Dモデルを重ねて操作
SNSと結びつくことで、これらの体験が“シェア可能”になります。
つまり、「体験」そのものがSNSコンテンツになる時代が到来しているのです。
② SNSは「見る」から「感じる」へ

従来のSNSマーケティングは、
画像や動画で「情報を発信する」ことが中心でした。
しかし今後は、ユーザーがブランド世界をそのまま体験することが可能になります。
VR上のショールームで商品を手に取り、
リアルな距離感でスタッフと会話し、
その場で購入体験まで完結できる。
この体験がSNSで共有されると、
“投稿”ではなく“体験そのものの拡散”が起こります。
従来のSNS VR/XR時代のSNS
画像・動画を「見る」 空間そのものを「体験」
情報訴求型 感情体験型
広告→興味→購入 体験→共感→拡散→購入
体験がリアルであるほど、共感と購買意欲が高まり、
SNSが持つ「共感拡散力」と相乗効果を生みます。
③ 進み始めた「SNS×VR」活用事例

すでに海外・国内でVRとSNSの融合は進み始めています。
Meta(旧Facebook):VR空間「Horizon Worlds」でコミュニティと購買を統合。
Roblox × Shopify:仮想空間内でリアル商品の購入体験を提供。
Snapchat:ARレンズで試着・商品体験をSNS広告に統合。
日本のVket(バーチャルマーケット):企業がVR空間に出展し、体験型マーケティングを実施。
これらはすべて、SNSを通じた「体験の共有」を軸にしています。
④ SNSマーケターが今から準備すべき3つの視点

体験設計の発想を持つ
投稿や広告だけでなく、「空間でどんな感情を生むか」をデザインする。
データの見方を変える
クリック数ではなく、滞在時間・行動経路・体験率などの“感覚的データ”がKPIになる。
SNSと空間をつなぐハイブリッド人材になる
VR制作会社・XR開発企業と連携し、SNS施策と空間体験を橋渡しできる人材は、今後価値が高まります。
⑤ まとめ:SNSマーケティングは“体験設計”の時代へ
SNSマーケティングの本質は、「共感を生むこと」。
VRやXRは、その共感を“実際の体験”として形にできるツールです。
テキストから動画へ、そして動画から体験へ。
SNSマーケティングは「発信の最適化」から「体験の最適化」へと進化しています。
これからのSNS戦略は、
「何を伝えるか」より、「どう体験してもらうか」を軸に組み立てていく時代です。
オリナス株式会社はこのような、新時代への進化へも対応していっております。
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