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株式会社メリーチョコレートカムパニー様のお客様の声
ターゲット目線・企画書・察知力をご評価いただき「お香×チョコレート」新プロジェクトの認知拡大でインフルエンサー施策をご支援
※掲載企業様やご担当者様への直接の問い合わせ、
営業のお電話はお控えください。
みなさまこんにちは、お客様事例インタビューチームです。
今回は、主に全国の百貨店などで販売されている高級チョコレートメーカー、株式会社メリーチョコレートカムパニー マーケティング本部広報宣伝部 山本課長にインタビューさせていただきました。創業70周年を機に新プロジェクトを立ち上げられたメリーチョコレートカムパニー様。今回はそのプロモーションとして、Instagramを通したインフルエンサー施策をご支援させて頂きました。「お香×チョコレート」という新しい組み合わせで様々な課題がある中、施策を通して感じて頂いている点や弊社を選んで頂いた理由まで率直に伺いました!
公式Webサイト:株式会社メリーチョコレートカムパニー
Mary’s Labo (メリーズラボ)公式Webサイト:Mary’s Labo
Mary’s Labo (メリーズラボ)公式Instagram:marys_labo
店舗のみでの販促からデジタルマーケティングへシフト
オリナス:山本さん、本日はお時間をいただきましてありがとうございます。どうぞよろしくお願いいたします。早速ですが、御社の事業内容を改めてお聞かせいただいてもよろしいでしょうか。
山本:はい。弊社では主に贈答用の洋菓子を製造し、全国の百貨店、量販店、駅ビル、土産屋、オンラインショップなどで販売しています。
今年の10月に創業70周年を迎え、この節目の年にチョコレートの新たな楽しみ方改革として、Mary’s LaboというライフスタイルメディアのWebサイトを開設しました。実は、このMary’s Labo自体にはメインターゲット層としている特定のお客様はいないんです。お客様は、チョコレート以外にも様々なニーズをお持ちでいらっしゃいます。そのなかからある1つのニーズを取り出し、そのニーズとチョコレートとの接点を見出して、1つのコンテンツという形にまとめて発信していく。そしてWeb界隈のところで興味を持っていただければ、そこから集客に繋がっていくのではないだろうかという狙いを持った取り組みになります。
オリナス:「お香×チョコレート」というのは、これまでにない全く新しい取り組みですよね。そもそも、チョコレートとの組み合わせでお香を選んだきっかけはどういったものなのでしょうか。
山本:これはある方の体験談を参考にさせていただきました。
その方が、とある南国のリゾート地でホテルに泊まられた際に、部屋に入ってルームサービスのチョコレートを召し上がったそうなんですね。そのときに、「あ、なんか自分、ちょっといつもと違う感じだな」という感覚、普段チョコレートを食したときとは違う、新鮮な感動を覚えられたと。
海外旅行先のような、いわゆる「非日常」の土地って、ホテルのロビーからなんとなく良い雰囲気があったりしますよね。そういった空気感のなかで食したチョコレートだからこそ、身近な食べ物ではあるけれど、いつもとは一味違った感覚が加わったということなのだと思います。
お香というのは、どこか異国の地の雰囲気を、実際に香りとして五感に訴えかけて演出してくれるアイテムですよね。そんなお香を利用することで、旅行にも行きづらくなったコロナ禍の今、ステイホームをしながら旅行に行ったような感覚になれるのではないかと。故郷とは違う異国ならではの新鮮な居心地の良さだとか、いつもとは違う自分だとか、そういったものを味わっていただきたいということが出発点でしたね。
オリナス:なるほど、そういう背景があったんですね。ところで、御社で山本さんが所属されるチームの役割はどういったものなのでしょうか?
山本:広報宣伝部というところで、イメージ戦略の策定、実行を担当しています。
弊社の長い歴史におけるスタート地点は百貨店でした。百貨店に直接、弊社の販売員を派遣して、その方々に広告塔の役割を担っていただくという方法で長年営業しております。テレビなどで頻繁にCMを流すような、派手な宣伝はしていませんでした。
ですので、今までは「ああ、百貨店にあるメリーね」というかたちでお客様にもイメージしていただけていたかと。しかし最近は百貨店以外との取り引きも増え、広告多様化の時代になってきたこともあり、弊社に対するイメージを今一度しっかり印象付けるためにもWebやSNSのイメージ戦略などに注力するようになりました。
オリナス:目に見える形での広告を長年に渡って打ち出して来られなかったということは、今回私どもがご支援させていただいているインフルエンサー施策をとられるのも難しかったかと思われますが、その点で工夫されたことはございますか?
山本:施策への移行が困難だったというのは仰るとおりです。SNSでの広報はあまり費用をかけずに打ち出せるのが強みですが、さらに一歩抜き出るためには、やはりただ発信するだけではない取り組みが必要ですよね。
目に見える数字的な部分は当然として、それが売り上げにどう繋がっていくのかという根拠を証明することも不可欠なのかなと。
WebやSNSでの発信といった重要な取り組みを広報宣伝部のなかでやってはいるのですが、やはりその扱いは担当者個人に依存してしまうところが大きかったです。新鮮な情報を最適なタイミングで発信しきれていない、ということが一番大きな課題でしたね。
オリナス:ありがとうございます。
オリナスを選んだ3つの理由
オリナス:数あるデジタルマーケティングの会社から弊社をお選びいただいた理由には、どのような点がおありだったのでしょうか。
山本:ざっと大きく見て3点あります。まず、ターゲット層に近い目線でご提案いただける点。それから、いただいた提案書が非常にわかりやすかった点。最後に察知力ですね。
1つ目の「ターゲット層に近い目線で」というのはとても大切な部分だと思っていて、というのは、デジタルマーケティングとしてデジタルを介したとしても、結局お客様に届かなければ意味がないからなんです。WebやSNSの向こうにいる不特定多数の方々に無差別に当たればいいということではなく、こちらが取り込みたいと思っている層に向けてきちんと刺さるアプローチをしていくことが重要ですよね。そういう意味で、弊社のターゲット層に近い目線で企画や提案をいただけたのは助かりました。
提案書がわかりやすいという点については、情報量の多いデジタルの世界においては「かなり仕事がやりやすくなるな」と感じました。伝えたいことがたくさんあるからといって、欲張って盛り込んでしまうとどうしても難解になりがちです。その点、一目見てすぐに内容が理解できるというのは仕事の単純化や効率化にもつながるかなと。また、デジタルマーケティングの重要性を社内に浸透させていくためにも、社内提案においてわかりやすく伝えてくことができました。
あとは察知力。今回は「チョコレートとお香」という、聞いただけでは想像しにくい難しいテーマのお仕事でした。実際にお香を体験していただいて「こういうことをやりたいんです」と直接ご説明できればよかったのですが、現実にはオンライン上でのお話となってしまったため、こちらの意図が正しく伝わっているか不安でした。実は今回のお仕事に関しては、事前に他社比較もさせていただいています。そのなかでもオリナスさんはいち早く企画趣旨をご理解くださりました。ご紹介頂いたインスタグラマーさんの投稿記事に関しても、こちらの想像以上の楽しみ方を発見していただいただけでなく、その楽しみを各々の言葉で表現していただけたことが良かったです。
オリナス:ありがとうございます。今回実行した施策について、ご評価いただいている点や感想を率直にお聞かせください。
山本:私たちの企画にご興味を持ってくださったインスタグラマーさんをご紹介いただけたときは、「ご依頼して良かった」と感じました。今回の取り組みのテーマは弊社としても初の試みであり、いろいろなことが手探りであるなか、弊社の商品を弊社の求める形で発信してくださる方を見つけ出すのは、やはり私どもだけの力では難しかったことなので。メリーズラボはあらかじめターゲットを絞っているものではなく、お客様が抱えるニーズとチョコレートとの間にどのような接点を見出すかによって、ターゲットが決まるものです。従来のコミュニケーションではアプローチが難しいところを、SNSを活用して幅広い層のユーザーに向けた情報発信をしたことにより、新たなファンも獲得することができました。
オリナス:今後、私たちにご期待くださっていることはございますか?
山本:SNS等のデジタルマーケティングにおいて、若年層を取り込んでいきたいと考えておりますので、そのための効果的手段をご提案頂きたいです。私どもがやりたいことを具現化していただくこと以上に、「こんなこともできるんだ」という新鮮なご提案に期待したいですね。また、Webで言えばPV数、SNSではリーチ数、エンゲージメント率などの判断基準がありますが、私たち広報宣伝部員としては、その数値を通して私たちの発信がどのようにお客様の購買動機につながっているかを追求し、こだわりたいです。お互いにそこを意識したお取り組みができれば良いなと考えております。
オリナス:嬉しいお言葉ありがとうございます。これからも引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
さいごに
今回は新プロジェクトの最初のプロモーションとしてインフルエンサー施策をご支援させて頂きました。Mary’s Laboは「お香×チョコ」という誰も見たことがない商品だったので、インフルエンサーの方にイメージを持っていただくことが難しかったのですが、いざ体験して頂くとそれぞれの楽しみ方を発信されており、弊社としてもメリーチョコレートカムパニー様の商品の良さを再発見できたのは、今後ご一緒する上でも非常に良かったです。
最後に余談ですが、日本で初めて女性から男性にチョコレートを贈るバレンタインを提案したのは実はメリーチョコレートカムパニー様ということを教えて頂きました。
バレンタインは諸説ありますが、欧米では男性から女性にプレゼントするのがメインで、当時(1958年)まだまだ女性が男性に思いを伝えるなんて少し恥ずかしくてできなかった時代の頃、これから女性が社会で活躍するなどの点を見据えたなかで新しく提案したことがメリーチョコレートカムパニー様の考えるバレンタインだったようです。
常に時代の先駆けとなり新しいお取組みをされるメリーチョコレートカムパニー様。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。