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営業のお電話はお控えください。

こんにちは、オリナスお客様事例インタビューチームです。
今回は、地元大阪を拠点に金融サービスを提供する池田泉州銀行様にインタビューさせていただきました。池田泉州銀行様は、預金の獲得から運用まで、銀行のビジネスモデルにおいて重要な役割を担うデジタルマーケティングの導入を早期に決断し、SNSを活用した新たな顧客接点の強化を進めてこられました。
今回は、社内の体制やマーケティング課題、そしてオリナスへの依頼の経緯や今後の展望について、担当者様にお話を伺いました。
公式Webサイト:池田泉州銀行
少数精鋭で行われる銀行のデジタル改革
オリナス:貴社の事業内容を簡単に教えてください。
ご担当者様:大阪に本社を構える地方銀行で、NISAや定期預金などの個人向け商品に加え、法人向けのサービスも展開している金融機関です。
オリナス:ご担当者様の部署・リテール営業部の役割を教えてください。
ご担当者様:リテール営業部は個人向け商品を管轄しております。部内には2つの部門があり、マーケティングやチャネルをメインに扱う「カスタマーコネクト部門」と、商品企画を担う「リテール部門」があります。現在、マーケティングチームには3名が所属しています。
オリナス:3名でご担当されているとは、とても広い領域に感じました。日常の業務はいかがでしょうか?
ご担当者様:確かにWEB関連を広く担当しているため、リソースの少なさは感じています。2018年頃にWEB推進を提案した当初は、私ひとりで対応していました。それからは少しずつ増員されましたが、今も3名それぞれがまったく別の業務を担当しており、一人親方のような状態です。担当範囲は非常に広いですね。
オリナス:当初ご相談いただいたのが2024年1月頃でしたが、当時、貴行が抱えていたデジタルマーケティング領域での課題はどのようなものでしたか?
ご担当者様:WEB広告の必要性は認識していたため、リテール部門からの依頼でスポット的に企画が立ち上がることが多かったです。ただ、社内に実行できる人材がいない、またリソースも不足していることが課題でした。
オリナス:そちらの課題に注力しようとしたきっかけは何だったのでしょうか?
ご担当者様:銀行は、お客様から預金をお預かりし、それを融資して金利差で利益を得るビジネスモデルです。最近は金利が上昇しており良い影響もありますが、まずは預金を集めなければ運用ができません。そうした背景から、デジタルマーケティング領域でも接点を持つ必要があると考えるようになりました。
手探りのスタートから、“変化を実感する現場”へ
オリナス:どのビジネスモデルでもやはり接点がないと顧客も増えていきませんので、仰る通りだと思います。その中で数あるデジタルマーケティング会社の中で、弊社を選んでいただいた理由を教えてください。
ご担当者様:若年層と接点を持つために、SNSでの接点強化が必要だと感じていました。その中でオリナスさんを知り、広告運用をきっかけに依頼しました。
オリナス:実際に施策を実施してみて、どのような効果がありましたか?率直なご感想をお聞かせください。
ご担当者様:正直なところ、広告配信の数値だけで効果を判断するのは難しいと感じています。他の商材と違って、銀行商材はWEBで見てその場で購入する流れになりづらいからです。実際には広告を見て店舗に足を運び、口座を開設してくださる方もいらっしゃいますが、効果測定が難しいのが現状です。
WEB広告を始めた当初は、定期預金の口座獲得単価が高く、「実施する意味があるのか」という声もありました。しかし最近ではCV単価が抑えられ、行内でも前向きに捉えてくれるようになっています。
オリナス:確かに、貴行のような商材ではWEB広告の効果を即時に測るのは難しいですね。ただ、長期的な運用改善により数値が上昇していますし、計測は難しくとも、潜在層と接点を持ち続けることは非常に有効な手段だと考えています。
また、貴行内でもデジタル施策が好意的に受け入れられている点、我々としても大変うれしく思っております。
銀行業界では、デジタルマーケティングの導入が難しいとよく伺いますが、貴行は積極的に導入されている印象です。当初お一人で始められたとのことですが、何かきっかけはあったのでしょうか?
ご担当者様:もともとは営業店にいましたが、その後「ICT企画室」という、銀行の将来を見据えた施策を考える部署に異動しました。Fintech企業との取り組みを企画していた時期です。その頃からLINEの開設や1to1メッセージの企画なども行っており、他社と比較しても比較的早い段階で実施していたと思います。
さらに、当時のコロナ禍も後押しとなり、デジタルマーケティングが加速しました。
オリナス:業界に関係なく、デジタルマーケティングを早期に導入・実行された背景には、ご自身が長期的な視点で施策を考えられていたからなのですね。そうした未来を見据えた視点は、私たちも学び続けなければならないと改めて感じました。
また、個人的にお聞きしたかったのですが、いつも使用されているLPやバナーはとてもスタイリッシュで、良い意味で銀行らしくない堅くない印象を受けます。これは何か意識されていることがあるのでしょうか?
ご担当者様:会社は大阪にありますが、「おもしろいことをしよう!」というより、「上品であれ」という気質があるため、現在のようなトンマナ(トーン&マナー)に落ち着きました。昨年チームにデザイナーが加わったこともあり、さらに強化されています。
オリナス:なるほど、だから他と差別化されていて、若い世代にも刺さるクリエイティブが多いのですね。とても素敵だと思います。
最後に、今後弊社に期待されることを教えてください。
ご担当者様:現在、社内でもSNSマーケティングが推進されており、チームメンバーも増えて、新規企画が次々と立ち上がっています。今後も短いスパンでの実行が増えると思いますので、スピード感を持って進行いただけることを引き続き期待しています。
さいごに
池田泉州銀行様は、業界に先駆けてSNSやデジタルマーケティングの重要性を認識し、ブランドイメージを大切にしながらも、ターゲットを的確に狙った施策を実行されてきました。
インタビューを通じ、鋭い視座を持ち、当初はおひとりで推進されていたご担当者様の姿勢に深く感銘を受けました。
オリナスは今後も、デジタルマーケティング領域でのパートナーとして並走し、課題に真摯に向き合いながら、貴行の成長を支援してまいります。
タイトなスケジュールや抽象的なお悩みにも柔軟に対応し、最適なご提案をしていきたいと考えております。
オリナス株式会社 お客様事例インタビューチーム
SNSマーケティングでお悩みの企業様がいらっしゃいましたら、まずはお気軽にお問い合わせください。