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LINE公式アカウントの開設方法|メリットや活用事例もご紹介
本日は日本で8600万人(2020年10月時点)が利用するSNS『LINE(ライン)』のビジネス向けサービス『LINE公式アカウント』の開設方法について、ご紹介いたします。
「LINE公式アカウントを開設したいけど、開設の方法がわからない。」
「LINE公式アカウントのメリットや運用方法がわからない。」といったお悩みがある方はぜひご覧ください。
LINE公式アカウントとは
LINE公式アカウントとはどのようなサービスかご存知でしょうか?
◆LINE:個人間でコミュニケーションを取る為のツール
◆LINE公式アカウント:法人が個人とコミュニケーションを取る為のツール
◆LINE WORKS:法人間でコミュニケーションを取る為のツール
元々『LINE@』と『LINE公式アカウント』という2つのサービスがありましたが、2019年4月に『LINE公式アカウント』に統合されました。
LINE公式アカウントでは、ユーザーはLINEと同様に友達登録をすることができ、企業や店舗は友達に対してメッセージやクーポンを送ったり、キャンペーンを行うことができます。これまでの、いわばメルマガのような役割を果たしていますが、普段のコミュニケーションで使用するツールがメールからLINEへ変わるにつれて、より効果的な情報発信をするために企業のLINE活用が活発になりました。
LINE公式アカウントの料金プラン
LINE公式アカウントには3つの料金プランがあります。
無料から始めることができますが、メッセージの送付上限があります。友達数やメッセージ通数によって料金が変わりますので、ご注意ください。
開設前に料金のシミュレーションを行いたい場合は、下記サイトから友達数×送付通数を入力することで想定料金を出すこともできます。
LINE公式アカウントの種類
LINE公式アカウントには、認証アカウント・未認証アカウントがあります。
どちらも料金は変わりませんが、認証済アカウントはLINEの審査を通過したアカウントで、青色の認証バッジが付与され、検索結果にも露出されるようになります。企業や店舗の公式アカウントであれば認証済みアカウントを開設するのが良いでしょう。認証済みアカウントは、開設時に認証済みアカウントの開設画面から開設することも可能ですが、未認証アカウントを開設した後で申請を行うことも可能です。未認証アカウントは開設時の審査がないため、スピード重視で開設したい場合は未認証アカウントの開設をおすすめします。
LINE公式アカウントの開設方法
LINE公式アカウントの開設は、LINEアカウントを持っている企業・店舗であれば、誰でも簡単に開設することが可能です。(LINEアカウントを持っていない方はまずはLINEアカウントを開設します。)
下記に回答例も添えた開設の手順を一つ一つご説明しますので、手順に従って開設してください。それではまず、下記から認証済みアカウントの開設を行いましょう。
→LINE公式アカウントの開設|LINE for Business
1.登録画面
①アカウント名・業種・申し込みタイプを記入
②店舗/施設情報
会社名・郵便番号・住所・電話番号等をを記入
③申込者の情報を記入
2.申込内容の確認
記入した内容に間違いがないか、再度確認します。
3.申し込み完了
これで申し込みは完了です。
公式アカウント運用時の注意点
実際に公式アカウントを運用する上で、事前にいくつかご注意頂きたい点がありますので、ご確認ください。
トーク履歴が一定期間経過後に削除される
一定期間が経過すると、ユーザーとのトーク履歴が削除されてしまいます。テキストは1年、画像・動画は2週間、ファイルは1週間で削除されてしまうため、顧客との大事なやり取りが発生する場合は、必ずバックアップを取ることをおすすめします。
バックアップは、テキストの場合は保存したい友達とのトーク画面で設定ボタンを開き、「チャット履歴をダウンロード」からCSVでのエクスポートが可能です。画像や動画、ファイルの場合は該当データをダウンロードしておきましょう。
送信取消機能がない
LINEと異なり一度送信した内容を取り消すことができない為、送信内容の事前チェックは必ず行ってください。また重要な内容や多数のユーザーに送るメッセージは、事前に社内ユーザーのみを送信対象としてテスト配信を行うなどして、慎重に配信を行いましょう。
公式アカウント開設のメリット
これまで300万件以上が開設しているLINE公式アカウントのメリットをお伝えします。
ユーザ数No.1プラットフォーム
下のグラフの通り、日本国内の各世代で最も利用者の多いソーシャルメディアが『LINE』です。SNSで最も多くの世代・潜在顧客にアプローチができるプラットフォームと言えます。
ユーザーと1:1のコミュニケーションが可能
LINEは特性上、1:1のやり取りをすることに特化したツールです。ですので、お客様と密なコミュニケーションを取りたいという企業にとって、有効なプラットフォームであると言えるでしょう。また、企業からのメッセージでも家族や友人とのトーク画面と同じ画面に表示されるので、気づいてもらいやすいというのがLINEの魅力です。企業にとって「どうやって情報を見てもらうか」というところがハードルになりますが、友達登録してもらえれば情報伝達の確度が上がります。
全ての機能を無料で利用することが可能
LINEは基本的なメッセージの配信等の機能は無料から使うことができます。また、これまでハガキなど紙媒体でキャンペーンを行っていた企業が、LINEでの応募に切り替えることでコスト削減を行うなどのケースもあります。コストを抑えて効果的なマーケティングができるツールとして、企業が始めやすいのもLINEの魅力です。
公式アカウントの活用事例
ここからは実際に公式アカウントを効果的に活用している企業の事例をご紹介します。
霧島酒造株式会社
【キャンペーン応募における手法の一つとしてLINE公式アカウントを導入し、20〜30代の割合を前年比232%増加】
芋焼酎の『黒霧島』で知られる霧島酒造社は若年層獲得施策として、LINE公式アカウントを活用しています。同社がまず取り組んだのがキャンペーンの応募経路にLINEを増やしたことでした。これまでの応募経路がハガキとWebサイトのみでしたが、LINEでの応募を増やしたところ、デジタル経由応募者数は218%、デジタル経由応募者数の内訳でも20~30代の応募者が232%も増加しました。現在は、LINEでの応募に一本化しているようです。
2021年2月時点で友達数累計42万人の霧島酒造のLINE公式アカウントでは、キャンペーンの他にも商品紹介やイベント告知などの情報発信を行っています。特に限定商品に対しては良い反応が見られ、バレンタインデーに合わせた限定商品告知の際には、CVR2.8%、ROAS(広告費に対して得られた売上の割合)208%という数値を挙げたそうで、LINEの活用が売り上げに貢献しているのが分かります。
株式会社JIMOS
【通販事業にLINE公式アカウントを導入し、今までは難しかった化粧品を奥様にプレゼントしたい男性の相談も獲得】
化粧品をはじめとした通販事業を展開されているJIMOS社。メインの顧客層である30~40代の電話離れによってコールセンターでのカウンセリング機会が減っていたといいます。その中で、電話以外で気軽に顧客とコミュニケーションが取れる手段としてLINE公式アカウントを導入しています。時には化粧品の色みやテクスチャの違いを画像や動画を使いながらカウンセリングしているそうです。また、同社は複数の外部ツールを活用しながら効率的且つカスタマーファーストなLINE運用を行っています。
A’z Hair
【コロナ禍における緊急連絡用として導入した公式アカウントがお客様とのコミュニケーションプラットフォームへと成長】
大阪府内に2店舗展開しているトータルビューティーサロンのA’z Hairでは、2020年4月中旬の緊急事態宣言下で2週間の休業を行った際、予約振替などの連絡に苦労したことからLINEアカウントの導入を行いました。LINEアカウントでは各お客様とのコミュニケーションだけでなく、新作や新メニューなどの情報もタイムライン上で発信し、お客様からの反響も増えているそうです。コロナ禍の状況を力強く生きる企業様の事例として、ご紹介をさせて頂きました。
まとめ
一般的にLINE公式アカウントは高い汎用性を持ったツールの為、多種多様な業界から利用されています。最近は企業のアカウント活用が一般的になり、ユーザーは必要なLINE公式アカウントだけを見て、必要のないアカウントはブロックするという行動導線になっているため、「いかにユーザーに寄り添った情報発信ができるか」が重要です。
オリナスでは、導入前の検討段階から、戦略策定・企画・ツール選定・制作・運用など導入後の運用まで幅広くご支援することが可能です。これからLINE公式アカウントの利用をしてみたいという方はもちろんのこと、現在公式アカウントを利用しているけれどもうまく活用をできていないという方も、まずは一度お気軽にご相談下さい。