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【簡単図解】LINE広告の成功の秘訣!配信面の種類・費用・課金形態まとめ
※この記事は2022年12月19日に情報更新しています。
SNSの普及した現代では、SNS広告が企業のマーケティング活動に大きな影響を与えており、企業はSNS広告の活用が必須になっています。
LINEはSNSの中でも利用しているユーザーが多くサービスの幅が広いため、目的に合わせた活用によって企業の広告効果を高めることが可能です。
本記事ではLINE広告を成功させるための以下のような秘訣について、成功事例を交えながら解説していきます。
- LINE広告の効果やメリット・デメリット
- 必要な費用やノウハウ、効果分析方法
- 代理店の選び方のコツ
LINE広告の運用に困っている、利用するか迷っているという方は、ぜひ参考にしてください。
LINE広告とは?
LINE広告とは、LINEを利用しているユーザーに対して広告を配信することができる運用型広告です。
LINEを利用している多数のユーザーに対して、豊富なサービスや配信機能を使って広告を打つことができ、SNS広告の中でも特に幅広く柔軟な配信形態を持っています。
LINE広告の主な用途
LINE広告の主な用途としては、以下があげられます。
- 製品のPR
- サービスのPR
- 新規顧客の獲得
- リピーターの獲得
- 友達の獲得
ただ、単純にLINEのユーザーに対して広告を配信するのではなく、先ほど「③さまざまな配信機能が用意されている」の項目で紹介した、多彩な機能を活用して広告配信をおこなうのがおすすめです。
例えば、ある年齢層をターゲットに開発された製品やサービスをユーザーにリーチさせたいのであれば、デモグラフィックデータ配信の機能を活用してユーザーの年齢層を絞り込み、ターゲットとなる年齢層にのみ広告を配信するといった形で活用できます。
また、特定の地域で店舗を展開している場合は、その地域のユーザーにのみ広告を配信するということも可能です。このように、広告を配信するユーザーを絞り込むことができれば、広告の費用対効果をアップさせることができます。
その他にも、友達追加の機能を活用してLINEの公式アカウントに友達登録してくれるユーザーを増やし、長期的なスパンでマーケティングを実施するための土台づくりをおこなったり、自動最適化配信の機能を活用して広告の配信を自動化し、より効率的にマーケティングをおこなうこともできます。
LINE広告のメリット
まずは、LINE広告のメリットについて解説いたします。
LINE広告のメリットは以下の3つです。
- 多くのユーザーに広告を配信できる
- LINE関連のサービスに広告を配信できる
- 目的にそって設定できる豊富な配信機能
多くのユーザーに広告を配信できる
LINEは他SNS媒体と比べて利用者数が多いため、幅広い属性、年代、性別のユーザーが存在し、広告を配信できるターゲットの母数が多いです。
「LINE for Business」によると、 LINEアプリの月間アクティブユーザーは9,200万人(2022年6月末時点)と多くのユーザーに利用されていることがわかります。
幅広いユーザーに対して広告を配信したい企業にとっては、最適な広告ツールです。
LINE関連のサービスに広告を配信できる
コミュニケーションアプリである「LINE」はもちろん、「LINEVOOM」や「LINE チラシ」など連携しているアプリが多く、複数の場所で広告配信が可能です。
その他にも「LINE NEWS」や「LINE マンガ」など、自社の商材と親和性の高いターゲットや配信目的にそった広告掲載ができます。
目的にそって設定できる豊富な配信機能
目的にそって選べる広告配信機能が多い点もLINE広告の特徴のひとつです。
「LINE公式」によると、LINE広告の広告配信機能は、主に以下の4つです。
配信機能 | 内容 |
オーディエンスセグメント配信 | 地域・性別・年齢・趣味・関心・行動・属性・OS・詳細ターゲティング(「趣味・関心」「行動」「属性」「購買意向」)といった細かなターゲティングが可能 |
オーディエンス配信 | ・ウェブトラフィックオーディエンス・LINE公式アカウントの友だちオーディエンス・IDFA/AAIDアップロード・モバイルアプリオーディエンス・動画視聴オーディエンス・電話番号アップロード・メールアドレスアップロード・画像クリックオーディエンス上記のような細かなオーディエンスを対象に広告配信が可能 |
類似配信 | 過去にコンバージョンしたユーザーデータや、自社で保有する顧客情報など、基となるオーディエンスに類似したユーザーをLINEユーザーの中から新たに探し、広告を配信できる |
友だち追加 | LINE広告を通じてLINE公式アカウントの友だちを獲得する |
参考:LINE for Business 【公式】LINE広告の特長とは?配信面や費用、導入事例を総まとめ
その中でも、特定の地域を指定しターゲティングできるデモグラフィックデータ配信や、すでにエンゲージメント(到達)したユーザーに対して再度広告を配信できるリエンゲージメント配信など、常に豊富な配信機能を揃えています。
LINE広告のデメリット
続いて、LINE広告のデメリットについて解説いたします。
LINE広告のデメリットは以下の2つです。
- 審査が厳しく規制されてしまう商材もある
- 広告配信設定が複雑
審査が厳しく規制されてしまう商材もある
LINE広告では、ギャンブルや宗教、ネット関連ビジネスなど、配信できない商材が存在しています。
その他にも掲載時に注意が必要な商材が存在しているため、LINE公式HPであるLINE for Businessの「【公式】広告アカウント審査|よくある6つの否認理由と、入力における注意点」を確認し、自社の商材が当てはまっていないか事前によく確認しましょう。
広告配信設定が複雑
LINE広告は審査が厳しいだけでなく、入稿規定や配信フォーマット、管理画面が複雑です。
配信設定が複雑であることで、LINE広告の経験がない方が行う際につまずく点が多く途中で諦めてしまうという場合も少なくありません。
LINE広告の効果
ここまで解説したとおり、LINE広告はユーザー層が幅広いからこそ、新規顧客開拓に繋がります。
また、配信設定設定が複雑ではあるもののターゲティングを詳細に設定できるため、余計な費用をかけずに目的のターゲット層に広告を配信できるという魅力もあります。
LINEに関連するサービスも複数存在しているため、自社の商材に合わせて配信場所を選択することも可能です。
幅広く複数のユーザー層を持つLINEでは、認知度向上や新規顧客獲得に大きな期待を持つことができるでしょう。
LINE広告の費用・課金形態
LINE広告の課金形態、費用について、フォーマット(静止画なのか動画なのか)、課金条件(どのような状態になったら課金されるのか)、最低入札価格についてそれぞれ解説していきます。
クリック課金制(CPC)
クリック課金制とは、ユーザーが広告をクリックした際に料金が発生する課金形態です。
広告が表示されるだけでは料金が発生せず、ユーザーが反応した分だけ料金が発生するため、実際に広告に興味のあるユーザーに対してのみ費用をかけることができます。
インプレッション課金制(CPM)
インプレッション課金制とは、ユーザーの画面に広告が表示されたときに料金が発生する課金形態です。
広告を多くのユーザーに見てもらいたい場合に適している課金形態であり、広告が1,000回表示されるごとに料金が発生します。
友だち追加課金制(CPF)
友だち追加課金制とは、企業のLINE公式アカウントを広告に打ち出し、友だちが追加されるたびに料金が発生する課金形態です。
公式アカウントの友だちを増加させたいときにおすすめの広告方法で、実際にユーザーが追加される(友だちになってくれる)という成果が出る広告であるため、費用対効果が高くなる傾向にあります。
LINE広告運用のノウハウ
では、広告配信を成功させるためにはどうすればよいのでしょうか。
ここからは、LINE広告を運用するためのノウハウについて紹介していきます。
キャンペーンの目的を適切に設定する
広告配信をしたいそもそもの目的と、設定側のキャンペーンの目的をマッチさせることで、高い効果を発揮することができます。
LINE広告では、以下の7つのキャンペーン目的別に広告を設定することができます。
- ウェブサイトへのアクセス
- ウェブサイトコンバージョン
- アプリのインストール
- アプリのエンゲージメント
- 動画の再生
- 友だち追加
- 商品フィードから販売
自社の目的に最適なキャンペーンを選択することで、広告効果を最大化させることができます。
ターゲティングを絞りすぎない
LINE広告では細かくターゲティングを絞ることができるメリットもありますが、絞りすぎるとその分配信できる母数が少なくなり、十分な数の広告配信ができません。
LINE広告の魅力は、幅広く多くのユーザーにリーチできる可能性があるという点です。
ターゲティングを広く設定し、オーディエンスリスト(広告配信の対象にしたいユーザーの一覧のこと)を多く取得できることで自動入札の学習も進み成果に繋がりやすくなります。
視覚的に魅せるクリエイティブ作成を行う
Yahoo!JAPANの調査によると、動画広告の場合は最初の5秒程度で動画の続きを視聴するか判断されるため、冒頭でユーザーの心を掴む必要があります。
そして、その後のアクションを起こしてもらうために、色や文字の配置などにもこだわりましょう。
ユーザーが見てみたいと思う魅力的な広告を作成することが重要です。
参考:Yahoo!JAPAN マーケティングソリューション Yahoo! JAPANが考える「動画広告」の4原則
LINE広告の効果分析方法
LINEにはInstagramやTwitterのようにアナリティクスがありません。
そのため、以下2つの効果分析方法がおすすめです。
方法1.LINEtagを活用する
LINEtagとはLINE広告の配信効果を把握する機能で、どのぐらいのユーザーが自社サイトに訪れたのか、商品やサービスの購入などのコンバージョンに結びついたのかなどを計測することが可能です。
LINEtagは広告アカウントを作成完了後に取得と設置が可能になり、LINE広告の管理画面の「トラッキング(LINE Tag)」から取得できます。
ベースコード、コンバージョンコード、カスタムイベントコードの3つを組み合わせて利用することで目的に応じた効果分析を行うことができるのです。
- ベースコード
ユーザー行動を計測したいすべてのページに設置が必要なコードです。このコードが設置されていないと、「LINE Tag」が機能しません。
- コンバージョンコード
コンバージョンを計測するページに設置するコードです。基本的には、商品購入や資料請求などが完了したあとのサンクスページにベースコードとセットで設置します。
- カスタムイベントコード
特定のページにアクセスしたユーザーについて、イベントベースでの効果測定やオーディエンスの作成ができます。これもベースコードとセットで設置します。
引用:LINE for Business 【公式】LINE広告の効果を計測する「LINE Tag」の使い方
方法2.Googleアナリティクスを活用する
Googleアナリティクス上でLINEからの流入を計測するためには、カスタムキャンペーンの設定が必要です。
その後「参照元=LINE」と認識させるためのパラメーターを正しく設定することで、流入元の数値確認ができるようになります。
代理店の選び方のコツ
ここまでLINE広告の効率的な運用方法を解説しました。
しかし中には、内製する自信や余裕がない企業の方もいるのではないでしょうか?
ここからはそんな方々に向けて、代理店にお願いするとなったときの企業選びのコツを解説いたします。
注意として知っておいていただきたいのは、実績があるからといって同程度の良い結果になるとは限らないことです。
実績があったとしても、LINE広告に限らず広告運用は配信する時期、ターゲット、クリエイティブによって結果が変わります。
絶対に成功するという保証は無いということを押さえておいてください。
自社業界の実績があるか
1つ目のコツは、自社業界の実績を持つ代理店を選択することです。
代理店の中には、業界ならではのユーザーに好まれるクリエイティブやライティングの勝ちパターンを熟知している場合があります。
代理店の得意な業界を見極めることは、選び方の一つのコツです。
実績の多い代理店にお願いしたい場合は、「LINE for Businessパートナー」として認定を受けている認定代理店の中から選ぶことをオススメします。
実際にLINE広告の運用実績のある代理店を確認でき、実績も公開されているため安心です。
類似課題を支援した実績があるか
2つ目のコツは、類似課題を支援した実績があるかどうかです。
もちろん実績も大事ですが、同業他社の実績がなかったとしても「自社と近い課題/悩みを持っている企業で広告出稿をした事例があるか」という点も大事なポイントです。
単なる実績だけではなく、どのような支援をしたかについても注目しましょう。
【業界別】LINE広告の成功事例
最後に、LINE広告で実際に成功した事例について、業界別に紹介します。
【化粧/スキンケア】バルクオム(株式会社バルクオム)
メンズスキンケアブランド「BULK HOMME」の販売促進にLINE広告を活用した株式会社バルクオム。”もっと幅広いユーザーに商品を訴求していきたい”、”ユーザーとのコミュニケーションを深め、コンバージョン率とエンゲージメント向上させたい”という目的の基、以下の施策を行いました。
- 友達追加の機能を活用し、自社の公式アカウントの友達を獲得する
- チャットボット型の会話広告「fnap」を活用してユーザーとコミュニケーションを図り、商品購買へつなげる
その結果、多くのユーザーの友達追加を獲得し、定期購入のCPA(顧客獲得単価)がインフィード広告を活用していたときと比べて257%も改善されました。
【ヘルスケア】Dr.stretch(株式会社フュービック)
ストレッチ専門店の「Dr.stretch(ドクターストレッチ)」を展開している株式会社フュービック。
ユーザーが体の不調を改善させるための選択肢としてストレッチを選んでもらうため、ビラ配りやポスティングといったアナログな手法のマーケティング施策を展開。しかし、より効率的にユーザーへ情報を届け、集客につなげたいという目的からLINE広告の活用をスタート。以下の施策を行いました。
- 地域でユーザーを絞り込み広告を配信
- 複数の広告を用意し、ABテストをおこなう
- 機械学習の機能を積極的に活用
上記の施策をおこなった結果、半年間で月間の新規獲得数が530%アップし、CPA(顧客獲得単価)が32%改善しました。
【人材】マッハバイト(株式会社リブセンス)
アルバイト向けの求人サイト「マッハバイト」を運営している株式会社リブセンス。アプリのインストール数向上や、サービスを利用するユーザーの増加、また、その他のインターネット広告ではリーチできない、LINE広告ならではの層へのアプローチを目的にLINE広告の活用に取り組み始めました。
代理店に運用を任せるのではなく、LINEの担当者に相談しながら自社内で広告の運用を開始。トレンドに合わせたクリエイティブの制作・配信をすることで、クリック数やアプリのインストール数の向上につながり、他広告と比べて何倍もの成果が得られたる結果となりました。
さいごに
本記事では、LINE広告の成功の秘訣として、LINE広告のメリット・デメリットや効果、費用やノウハウなどを解説しました。
LINE広告は幅広く膨大なユーザーを対象に、企業の目的やターゲティングに沿った広告配信を行うことができます。
しかし、LINE広告は広告配信の複雑さから専門的な知識がない方は運用が難しいという欠点も存在しています。
そんなLINE広告を活用したい方におすすめなのが、実績のある代理店にお任せすることです。
「LINE広告を運用したいけど、自分で行うのは難しそう」という方は、ぜひ1度オリナスにご相談ください。
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