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Twitter新機能「フリート」とは?24時間で消える投稿の活用方法
若年層のみならず幅広い年代に支持されているTwitterは、今や国内ユーザーが4500万人を超え国内最大級のSNSとして親しまれています。そんなTwitterに2020年11月、新機能として「フリート(Fleets)」が追加されました。
意見や感じたことなど、個人の率直な感情を共有しやすくすることを目的として提供が始まったフリートですが、どんなことができる機能なのか?ビジネスではどのように活用したらいいのか?など気になっている方も多いと思います。今回はそんなTwitterの新機能「フリート」についてご紹介いたします。
Twitter新機能「フリート(Fleets)」とは?
「フリート(Fleets)」とは、2020年11月10日にTwitter JapanがTwitter内で提供を始めた機能です。フリートは、静止画や動画、フォルダ内の写真、過去のツイート、作成したテキストなどを使って、30秒までの短尺動画を投稿することができる機能です。Twitterユーザーなら誰でも使える機能ですので、ビジネス目的でTwitterを活用されている方にも注目の機能です。まずはフリートの主な特徴をご紹介します。
24時間後に自動的に削除される
最大の特徴は、フリートは24時間後自動的に削除されるという点です。Instagramにあるストーリーズ機能のTwitter版というとイメージしやすいでしょう。24時間限定の投稿となるため拡散されて残り続けるリスクがなく、気軽に投稿できるのが特徴です。
タイムライン上部に表示される
フォローしているユーザーのフリートは、タイムライン上部にアイコンが一覧で表示されます。ユーザーのアイコンをタップすることで、そのユーザーのフリートを見ることができ、順番に自動再生されます。
また、フリートを見たいアカウントを開いてアイコンをタップすることでも閲覧可能です。フリートが投稿されている場合はアイコンのフレームが青色もしくは灰色に表示されます。青色はまだ見ていないフリート、灰色は既に視聴したフリートです。
動画や画像がメイン
通常のツイートのようにテキストメインではなく、動画や画像での投稿がメインとなり、フリートに対してのいいね!やリツイートは出来ません。フリートに対しての絵文字でのリアクションやコメントは、Twitterのダイレクトメッセージで投稿したユーザーに送信される仕組みになっています。
足跡を確認することが出来る
足跡機能とは、そのフリートを誰が閲覧したかを投稿者が確認出来る機能のことで、非公開のアカウントであっても閲覧の履歴に残ります。これまでは、ツイートが表示された回数(インプレッション数)しか確認することが出来ませんでしたが、フリートはフォロワーの誰が見てくれたのかを個別に把握が可能ですので、ターゲット層に向けて狙い通りの投稿が出来ているか確認するのに有効な機能です。
「フリート」の投稿方法
フリートの投稿は以下の手順で行います。
①タイムライン上部の「追加する」と書かれた自身のアイコンをタップする
②フリートに使う写真や動画、ツイートを選択する(下部のバーにある「撮影」「動画」から写真や動画の撮影を行うことも可能)
③選んだ素材に文章の追加や背景の変更など投稿したい内容に合わせて加工する
④右上の「Fleet」ボタンをタップして投稿完了!
非常にわかりやすく使い勝手の良い機能ですので、初めてフリート機能を使う方でも簡単に活用出来ます。
「フリート」機能へのユーザーの反響
このTwitterの新機能に対してユーザーはどのように感じているのでしょうか。
もともとTwitterは、匿名で何気ない発言を気軽に出来るという楽しさから人気になったSNSです。
ですが今では、投稿内容に社会性が問われたり、いいね数やリツイート数を指標に他人の目が気になったりと気軽に投稿出来るという魅力が薄れています。
フォロワー数が多いユーザーや著名人、企業のアカウントなどは発言力もあり、その影響力からなかなか気軽にツイートが出来ないという声も少なくありませんでした。
そんな背景を踏まえて実装されたフリート機能には、以下のメリットがあります。
これまでの投稿やアカウントのイメージにとらわれない気軽な発信が出来る
フリートでの投稿は24時間で自動的に削除され、タイムラインに残りません。通常投稿では発信しづらい、ちょっとしたコメントやリアルタイムな情報を気軽に投稿出来るのでTwitter活用の幅が広がります。
運営者の意外な一面を見せることができたり、人間味のある発言で親近感を持ってもらえるようなコミュニケーションが取れるようになります。
1対1のコミュニケーションが増え、より親密な関係を築ける
フリートへのコメントは全てDM(ダイレクトメッセージ)として送信されます。1対1のメッセージでのやりとりになるので、より親密なコミュニケーションが期待できます。
他ユーザーの目を気にして直接リプライ出来なかったユーザーや、これまで1対1でのやりとりが無かったユーザーともフリートをきっかけにコミュニケーションを取ることができるので自社のファン作りとしても活用出来ます。
フリートを上手く活用することで、フォロワーとより親密なコミュニケーションを取ることができる一方で、注意が必要な点もあります。
リツイートやいいね!による拡散はできない
Twitterといえば、「バズる」という言葉があるほど拡散力が特徴のツールです。より多くの人に投稿を見てもらうことで自社の認知や集客力増加が期待できますが、フリートにはリツイートやいいねなど拡散機能はありません。
PCでは利用できない
現在フリートはアプリ版のみでの利用できる機能です。ブラウザ版での実装はされていませんので、フリートの確認はアプリ版からするようにしましょう。
「フリート」機能の活用方法
フリートをビジネスで活用するにはどのような活用方法があるのでしょうか?ビジネス活用で有効な方法をいくつかご紹介します。
①限定セールやイベントなど”今”届けたい情報の告知
24時間で投稿内容が削除されるという特徴を生かして、”今”自社で行っている限定セールやイベント情報、限定クーポンなどを発信するのが有効でしょう。近年、SNS上での競争が激化している中で、魅力的な情報発信のために「今」を意識した投稿が非常に重要になってきています。フリートを活用すればタイムリーかつ親密なコミュニケーションをフォロワーと取ることが出来ます。事前の他媒体での告知が間に合わなかった場合や、セールを忘れていたフォロワー層への直前のアプローチなど、これまでのツイートより更にリアルタイム性を意識した使い方が可能です。
②新商品など特に注目してほしい情報の告知
これまでTwitterの通常投稿で新商品など注目してほしい情報の告知を行う際、何度も同じようなツイートをして注目してもらう必要があり、フォロワーにとってノイズになってしまうリスクがありました。フリートを使えば、タイムライン上部に表示されて注目されやすいだけでなく、自動再生で短い動画が流れるだけであるため、フォロワーにとってもストレスに感じづらい形で告知を行うことができます。
また過去のツイートを取り上げ、一言コメントを沿えて投稿するだけで、再度ツイートを見てもらうきっかけにもなります。発売日やリリース日までのカウントダウンなどで、ユーザーの期待を膨らませることもできますので、新商品発売など注目してほしい情報の告知には活用しやすい機能でしょう。
「フリート」機能の活用事例(アイディア)
①株式会社タニタ:企業とユーザーとのコミュニケーション
タイムラインに残らず24時間で消えてしまうという特徴を生かして、企業アカウントの担当者やそのキャラクターを登場させるなど、温かみのあるコミュニケーションをとることで親近感を与えています。中には自社の商品やサービスとは全く関係のない今話題のゲームについての投稿なども見られますが、関わるユーザーはその投稿からより身近に感じることができ、コミュニケーションが活発になっています。
②ポッカサッポロフード&ビバレッジ株式会社:自社商品のPR、レシピ紹介など
以前にツイートした告知やお知らせなどを、フリートを活用して再度ユーザーに届けることができますが、この機能を使ってポッカサッポロフード&ビバレッジ株式会社では、自社の商品を活用したレシピをツイートし、そのツイートにコメントを添えてフリートしています。
フリートに表示されているツイートをタップすると、実際のツイート画面に切り替わるので見逃してしまった場合やタイムラインに埋もれしまった場合に効果的です。
まとめ
今回はTwitterの新機能「フリート」について解説しました。SNSでは新機能をいち早く使うことでユーザーに注目されやすく、他社に差をつけることも可能です。今回の記事を参考に自社のTwitter運用に取り入れてみるのはいかがでしょうか?
新機能フリートの使い方だけでなく、Twitter運用全般でお悩みがありましたら、Twitter運用実績が豊富なオリナスにお気軽にご相談ください!