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書き入れ時の夏休み!…オリナスが教える『8月』のSNSプロモーション

2021.7.28 2021.07.28 SNS全般
8月のSNSプロモーション

こんにちは!オリナスディレクターのソレルです!

日に日に日差しも強くなり、いよいよ夏本番!通常であれば、8月の夏休みシーズンに向けて子供も大人も心弾む時期ですよね!様々な業界で大きな消費が見込める次月の販売促進に向けて準備を進めたいところ…ですが、今年の夏もコロナ収束の兆しは見えず、いつも通りの販促施策実行とは行かない現状です。

長期休暇の定番でもある観光スポットやレジャー施設の紹介、旅行に向けたアイテムの訴求など積極的なアプローチは控えざるを得ない中、「夏休み向けの施策はどうしよう…」「コロナ渦でどんな施策を打ち出せばよいのか…」と頭を抱えているマーケティングご担当者様も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで今回は、時勢のピンチをチャンスに変える!自粛ムードを打破する8月SNSプロモーションについて実例を交えながらお伝えできればと思います。ぜひ施策の検討にお役立てください。

SNSで見られる「8月」顧客の動き

この少し特殊な環境下で夏の施策を練る前に、まずは8月の一般的な顧客動向と今年も続くコロナ禍による顧客動向をあわせて把握しておきましょう。

蒸し暑さのピークを迎える8月は、熱中症や夏バテなど体調管理が難しいシーズンですよね。近年台風や大雨の発生も増加傾向にあり、災害対策にも意識を向ける方が増えてきています。

また、9月になれば秋を感じる…という穏やかな季節の移ろいが少なくなりました。8月の終わりから9月にかけてはまだまだ厳しい残暑が続き、暑さ対策に気を緩めることができません。

そして今年も追い打ちをかけるのが新型コロナウイルスです。年間を通しても一大イベントである夏の楽しみ「旅行」の計画を多くの方が控え、消費者の大きな出費行動が無くなることで昨年に引き続き様々な市場が大きなダメージを受けると予測されます。

もともと2月と8月は、顧客の消費が落ち込む「閑散期」のため多くの業界で「ニッパチ」と呼ばれ、各業界はセールを行うことで売上対策をするのが一般的です。しかし、全体的な顧客の8月の家計支出特徴(※1)を見てみると、1ヶ月の消費支出額は年間4位、交通・通信費は年間1位、食料費・教養娯楽費は年間2位と、消費者の支出自体は消して少なくなく、夏休みレジャーのための娯楽費に偏っていることが分かります。

※1 総務省統計局「家計調査二次報告(二人以上の世帯 2018年1月~12月分)」

https://hansokunodaigaku.com/koukoku_post/8234/

コロナ渦の影響がなければ、長期の海外旅行やいつもより特別な旅行を企画してみたり、子供がいる家庭では家族揃っての旅行やレジャーを企画し、それに伴った大きな出費が経済を回します。また、7月~8月は夏のボーナスが支給される企業が多く、家電の買い替えや自分へのご褒美にラグジュアリーなアイテムを購入するなどの出費も期待できました。

しかし、このコロナ渦という特別な時勢では、各業界で顧客に対する新たなアプローチを模索し、検討する必要があります。閑散期のセール対策のみを行っていた業界は、観光業界やレジャー周りに落ちるはずった大きな出費を自社に回すことができるチャンスでもあるのです。ステイホームが定着し、顧客のEC消費伸びる中、この一年ECでの販売経路に重点を置き整えてきた企業も多く、この夏のプロモーション施策によっては売り上げ向上や認知拡大などの成功に繋げることができます。

シーズンを見逃さない!「8月」のプロモーションのポイント

多くの企業やブランドにとって一年の中でも目玉の一つとなるこのシーズンのプロモーション。成功に導くためには、いくつかのポイント抑えつつ施策を展開する必要があります。ここからは、より効果的な8月のプロモーションを打ち出すためのポイントを4つご紹介します。

限定感

8月に行うSNSプロモーションは、このシーズンになぜ実施するのか?という理由を明確化することが重要です。元々季節のイベントにあわせたプロモーションが多いのは「このシーズンだから、特別な日だから…特別なものを購入したい、利用したい」という顧客心理が働くためです。

そのため、施策が実施される8月に、消費者が自ら参加したい!と思わせる特別感・限定感のある施策を準備することで、ただ単に”このシーズンにあわせて出した企画”ではなく、”このシーズンだからこそ打ち出した企画!”を打ち出すことで、顧客の心理面も把握したより効果的なプロモーションとなると言えるでしょう。

旅行の予算を動かす

前述した”「8月」顧客の動き”の通り、遠出を控えられる方が多い今、旅行やレジャーのために確保しておいた予算はその使用機会を失い、次回の出番を待っている可能性があります。「旅行にあてていたお金を使わない代わりに商品を買ってもらおう!」という思考の転換は、この時勢に大切なポイントです。

例えば、近場で楽しめるレジャー施設の訴求や贅沢なホテルでのおこもりプラン、ビールサーバーに産地直送の高級海鮮や上質なお肉をセットにしたおうち時間楽しみパックなど、”遠くへ出かけられない”という閉鎖的な毎日に家の近くや家の中ではプチ贅沢を味わいたいという顧客ニーズを叶えるプロモーションを企画してみるのはいかがでしょうか。

また、お子さんや家族みんなで楽しめるミニテント&ミニプールの夏休みおうちでエンジョイセットや、お家で天体観測やプラネタリウムが楽しめる装置など、「夏休み×おうち時間」をテーマに、子供も大人も楽しめる特別で高級感のあるアイテムを訴求してみるのもおすすめです。

「暑さ」を味方に

8月といえば、やはり厳しい暑さ。年々その過酷さが増してきていますよね。夏は楽しい夏休みのポジティブなイメージに反し、熱中症や夏バテなど日々の生活に支障をきたすネガティブな側面があるのも事実です。

しかし、それこそが8月に特に高まる顧客ニーズとプロモーション訴求のポイントでもあります。自社商材が暑さ対策のなど商品・サービスでなくても、キャンペーン参加の賞品や体験に冷感グッズやスタミナアイテムを取り入れるなど、8月のプロモーションとして分かりやすく、施策スタートのハードルも低いのでおすすめです。

「記念日」の活用

SNSプロモーションで良く行われている「今日は何の日?」と問いかけ記念日に合わせた投稿をする手法です。カレンダーに表記されている公式の祝日とは別にほぼ毎日「記念日」はあります。8月は夏休みシーズンということもあり、いつもより多くのお子さんや学生、若年層の参加が期待できる点で、こんな日あったんだ.…と思わずクスっと笑ってしますような記念日と絡めてSNSでのトレンド入りを狙いましょう。

記念日によっては毎年SNS上で人気(バズる)の日もあり、それらをリサーチしてプロモーションに絡めて活用するのもおすすめです。SNS活用に人気がある8月の記念日は、8月19日 バイクの日や8月10日 山の日(2021年は8月8日)、8月9日 ハグの日です。Twitterのトレンド入り回数(※1)が多かった記念日でもあり、各企業思考を凝らしたユーモアのある投稿を作成しています。

※記念日を使用したプロモーションを行う際は、戦争や自然災害、政治的な意味を含む日への配慮が必要です。発信者側にその意図がない場合でも、ユーザーから配慮の欠けた投稿と捉えられ誤解が生じる可能性があるため、プロモーション開催日や期間開始日の設定は記念日に限らず、発信日について留意し慎重に行いましょう。


時勢や時代背景の考慮

今年とくに意識したい点は、やはりコロナ禍を前提とした発信の仕方をすることです。最新の情報を求めるユーザー層が多いSNS媒体は、拡散力や影響力、また敏感な反応を持つ情報発信のプラットフォームであり、SNSの運用をはじめ、プロモーションを行う際は十分に注意が必要です。投稿やプロモーションの内容によっては、批判や炎上の対象になりかねません。

今の段階では、積極的な外出を後押しするような企画や外出することで可能な消費を促すような内容は極力避けることが賢明です。ただ、全てのリスクを排除する事は不可能であり、商品やサービスによっては、どうしても触れなければプロモーションとして成り立たない企業やブランドもあります。遠出ではなく、地元や地域を楽しむ「マイクロツーリズム」や三密を避けた場所でのレジャー体験などのプロモーションで訴求する内容に工夫も必要です。

今後もコロナ禍に限らず、SNS媒体を活用したプロモーションの場合は、その時々の時勢や時代背景、国や文化などに配慮しつつ進行をしましょう。

「8月」有利な業界

夏休みや暑さに絡めてプロモーションを打ち出しやすい8月。飲食や観光業などのサービス系から生活用品や娯楽品などモノを扱う業界まで、多様な施策進行が可能といえます。その中でも、特に有利な業界を2つを例にあげてご紹介します。

アパレル業界

8月は閑散期として有名なアパレル業界。通常であれば、夏休みシーズンを迎え、旅行や帰省を予定する人が多く、洋服や装飾品にお金の回す量が減るため、7月〜8月初旬にかけて夏物のセールを開催し凌ぐ時期でもあります。

しかし昨年からのコロナ禍という困難な状況で、実店舗からECサイトやSNSの活用にシフトした企業やブランドの多いアパレル業界では、今や8月のプロモーションが有利に働く業界の一つです。

外出自粛ムードで在宅時間が増えたことでブランドのSNSやECサイトの閲覧時間、また新たなブランドの発見に時間を割く顧客は増加し、SNSを活用した新商品の告知や、キャンペーン・クーポンの発行などセール時期と絡めたプロモーションは、以前より多くの顧客に効果的に作用する状況下にあると言えるでしょう。

また、旅行やレジャーの出費を控え、その分洋服や高額な装飾品にお金を使うことができる顧客が多い今、既存顧客の販売促進に向けた施策や新規顧客を獲得する施策など、Instagramなど特にアパレル業界と相性の良い媒体では、SNSプロモーションを積極的に行うことで、大きなチャンスを生む時期でもあります。

ギフト業界

8月は言わずと知れたお中元シーズン。公私に関わらず、お世話になった人に日頃の感謝を込めて贈る日本ならではとも言えるギフト交換の風習は、近年、対企業、家族・知人間などで形式的な物々交換としてあまり好まれない傾向にあるものの、家族や友人へカジュアルな「サマーギフト」を贈るという新しい習慣も若年層を中心に広がりを見せています。

一方で、ご年配の方との交流が多い方や伝統や歴史を重んじる場では、社会常識としてお中元の品を毎年しっかり準備されているを方もいらっしゃるでしょう。

このギフト業界は昨年から続くコロナの影響もあり、店舗に足を運ぶ機会の減少とともに一時厳しい市場環境となったものの、ギフト好きの国民性によりスーパーや百貨店、通販などECサイトでの需要の急激な高まりで、SNS媒体でのマーケティングが一気に加速した業界です。それに伴い8月のSNSプロモーションは、顧客のニーズに応えることのできる絶好のチャンスであり、幅広い施策の打ち出しを成功に繋げることが可能です。

また、コロナ禍での外出自粛の呼びかけによりお盆の帰省控えが予測され、お中元や帰省土産代わり、EC経由での産直食材ギフト購入や”大切な人に会えないからこそ気持ちを伝えたい”という想いから、高価格帯のギフト需要が伸びる傾向にあります。コロナ以降もECでのギフト購入はニューノーマルとして若年層を中心に定着すると考えられるため、EC販路と切ってもいり離せないSNS媒体でのプロモーションは、8月はもちろん他のギフトシーズンも今後ますます活用がマストになるでしょう。

夏休み需要を活かしたプロモーション事例

株式会社エポック社 「アクアビーズ 夏休みの自由研究キャンペーン」

夏休みの自由研究をテーマにInstagramキャンペーンを行った玩具メーカー 株式会社エポック社。

同社が販売している水で接着できるビーズ「アクアビーズ」で自由に作品を作り撮影、あわせてアクアビーズの公式Instagramアカウント(@aquabeads_jp)をフォローし、「#アクアビーズ自由研究」「#アクアビーズ」を付けて投稿することで参加できるキャンペーンでした。

小さなお子さんやその家族をターゲットに、親子で一緒に取り組むことのできる商材は、自由研究としてのみならず、外出自粛で在宅時間が増える中、おうち時間を家族で楽しむアイディアの一つとしても時勢にマッチしたキャンペーン訴求でした。

エディオン eスポーツ「Enjoy! 夏休み応援キャンペーン」

大手家電量販店チェーン 株式会社エディオンのeスポーツ専門Twitterアカウント「エディオン eスポーツ」で行われたフォロー&リツイートキャンペーン。キャンペーン自体に特殊性はないものの、賞品にエディオンがスポンサーを務めるプロゲーミングチームの選手が愛用するPROシリーズのヘッドセットやキーボード、ワイヤレスマウスのセットを用意。

リモートワークなど生活スタイルの急激な変化や、外出自粛ムードで一般ユーザーの中でも人気が高まる本格的なゲーミングやeスポーツの認知向上から、夏休みのステイホームを盛り上げるキャンペーン賞品やプロモーション内容の参考になる事例です。

俳句の日:森永乳業PARM(パルム)公式アカウント、Honda 本田技研工業(株)

8月19日の「俳句の日」にちなんで、ユーザーからの俳句を募集したTwitter投稿事例。記念日に絡めたハードルの低いユーザー参加型の投稿は多くのリプライを獲得しました。大きなプロモーションの打ち出しに目が行きがちですが、こうしたユーザーとコミュニケーションをはかったり、UGC生成を促すような地道な施策も重要です。

まとめ

今年の8月も、コロナ以前のような高揚感と華やかさのあるプロモーションの打ち出しは難しいものの、ニューノーマルを踏まえた新たな視点やポイントを抑えることで、この困難な時勢を乗り切るチャンスとなる可能性を秘めています。

夏休みというと子供向け商品や関連サービスに注目が集まりがちですが、社会人にとっても購買行動を促す良き時期であり、大人に向けたキャンペーン実施も大きな成果をあげることも可能です。様々な業界でEC市場が拡大し、EC売上高を大きく伸ばす企業やブランドが多いなか、この夏のSNSプロモーションを成功に導き、さらにこれからの年末商戦を見据えた顧客の基盤づくりを着々と進めていきましょう。

わたしたちオリナスでは、企業のSNS運用をはじめ多くのプロモーションのお手伝いをさせて頂いています。シーズン毎やスポット施策など経験豊富な専属チームが貴社の運用をサポート。

また、「8月以降どんなプロモーションを打ったらいいのか分からない…」「そもそも8月プロモーションをやるべき…?」など疑問点はお気軽ご相談ください。貴社のお悩みやご要望に沿ってカスタム施策をご提案いたします。お役立ち資料やサービス資料もご用意でいていますので、ぜひダウンロードしてぜひご活用下さい。

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