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YouTube広告を効果的に活用して収益の最大化を目指す|YouTube広告の種類とマーケティングのコツを解説

2021.7.29 2021.07.28 Youtube
YouTube広告を効果的に活用して収益の最大化を目指す

こんにちは!オリナスセールス部の後藤です!

昨今、YouTube利用者数がますます増えている中で、企業様のYouTube広告に対する関心が高まっており、弊社でも、YouTube広告運用へのお問い合わせが増加している状況です。

「自社でYouTube広告を運用してみたいけど、広告の種類や料金体系がわからない」

「他社はどうやって成果を出しているんだろう?」

など、これからYouTube広告運用を検討している方、運用してみたけど成果が出なかった…という企業のマーケティング担当者様向けに、YouTube広告活用のコツを解説していきす。

YouTube広告の種類

まずは、YouTube広告中の代表的な6種類について紹介します。

TrueViewインストリーム広告

「TrueViewインストリーム広告」とは、YouTube広告の代表的な存在で、動画再生中に流せる広告のことです。

広告が挿入されるタイミングは以下の3パターンです。

  • 動画再生前のプレロール
  • 再生途中に動画を中断して流すミッドロール
  • 本編終了後に流れるポストロール

また、TrueViewインストリーム広告には、広告再生から5秒後にスキップできる「スキッパブル広告」と、スキップ不可で広告視聴を強制できる「ノンスキッパブル広告」があります。

スキッパブル広告は、広告が流れはじめてから5秒後に『広告をスキップ』という表示が出るので、その表示をクリックすれば動画再生が再開します。

ノンスキッパブル広告は、その名のとおりスキップ操作ができず、15秒ほどの広告を強制的に流すことが可能です。一度流れはじめてしまえばユーザーに離脱されない限り最後まで見せることができますが、逆に言えば広告が終わるまでユーザーを待たせることになるのでネガティブな印象を持たれやすいデメリットもあります。

TrueViewディスカバリー広告

「TrueView ディスカバリー広告」は、関連動画一覧や検索結果一覧に表示される広告です。TrueViewインストリーム広告とはちがい、動画内では再生されず、広告枠に表示されている広告をクリックすることで再生されます。

ユーザーの検索結果を反映した広告を表示できるので、ユーザーにネガティブな印象を与えにくく、視聴されやすいのが特徴です。

例えば、ユーザーがプログラミングのレッスン動画を検索しているときにプログラミングスクールの動画を表示すれば、ニーズがマッチしているため、視聴してもらえる確率が上がってコンバージョン獲得につながりやすくなります。

ちなみに、スマートフォン用のYouTubeアプリのトップページでは、後述するモバイルビデオマストヘッドが掲載されていないときにTrueView ディスカバリー広告の掲載が可能です。

バンパー広告

「バンパー広告」は6秒以下の短い広告を流せる広告です。再生時間が短い分ユーザーを不快にしにくく、インパクトのある動画を流せば幅広いユーザー層にアピールできます。商品やサービス内容の紹介よりも、認知度拡大に適した広告です。

TrueViewインストリーム広告のように、動画再生前・再生途中・本編終了後のタイミングで広告動画を流せます。

また、6秒の広告を2本立てて流すことも可能です。たとえば、転職エージェントの広告を6秒間流したあと、立て続けに転職セミナーの広告を6秒間流す、という風にさまざまな組み合わせができます。

アウトストリーム広告

「アウトストリーム広告」は、スマートフォン・タブレット用アプリでのみ掲載可能な動画広告で、YouTube内ではなく、YouTubeのパートナー認定を受けたWebサイト(ブログサイトやニュースサイトなど)やアプリ画面で表示されます。

仕組みとしては、まずYouTubeに動画をアップロードし、その動画をGoogle広告で利用することによってYouTube以外の場所で広告を表示できます。表示できる場所は各プラットフォームで用意されている広告枠です。

アウトストリーム広告には、バナーの広告枠に表示して自動的に再生される「インバナー広告」と、記事やフィードの間に挿入して画面に表示された時点で再生される「インリード広告」があります。

これまでのWeb広告は静止画やテキストでの掲載が一般でしたが、YoutubeやTikTokといった動画アプリの普及に伴い「動画を見る」ことが習慣化された今、企業の集客・販売促進・ブランディングなどのマーケティング活動において、アウトストリーム広告は欠かせないものになると予想されます。

マストヘッド広告

「マストヘッド広告」は、日本国内の月間ユーザー数6,500万人以上(Google、2020年9月調べ。18歳~64歳)を抱えるYouTubeのトップページで一番目立つ場所に動画広告を表示できます。

PC版の「デスクトップビデオマストヘッド」と、モバイル端末版の「モバイルビデオマストヘッド」の2種類が用意されており、広告枠購入には予約が必要です。広告枠は国ごとに1日単位で購入できます。

オーバーレイ広告

「オーバーレイ広告」は、再生画面の下部に覆いかぶさるように表示される広告です。

動画形式の広告ではなく、画像タイプかテキストタイプのどちらかを選んで動画内に表示します。

動画本編再生後、10秒経過すると画面の下部20%を占有した状態で表示され、広告右上の閉じるボタンを押せば消去可能です。広告を消す手間はかかりますが、動画本編が中断されるわけではないので、ユーザーに悪印象を持たれにくい広告と言えるでしょう。

仕組みはディスプレイ広告と同じで、クリックすると企業のコーポレートサイトやLPに遷移できます。

YouTube広告の種類別活用方法

YouTube広告は、その種類によって得られる広告効果が異なります。

TrueViewインストリーム広告

TrueViewインストリーム広告は、動画再生中に広告に切り替えられるという性質から、広告内容を視聴者に見てもらいやすいのが特徴です。

特に本編開始前に流れるプレロールは、広告が流れてからでなければ本編が始まらないので、ミッドロール・ポストロールのように広告再生前にユーザーに離脱される可能性が低くなります。

広告を流すタイミングがコントロールでき、バンパー広告よりも長い広告動画を流せるTrueViewインストリーム広告は、その情報量の多さから以下の効果が期待できます。

  • 認知度拡大
  • ブランディング
  • 見込み客の獲得
  • 販売促進
  • 自社商品やサービスの他社との比較検討
  • コンバージョン獲得

TrueViewディスカバリー広告

TrueViewディスカバリー広告は、関連動画一覧や検索結果一覧などにユーザーのニーズに合った広告を表示できるためクリックされやすく、ニーズが高まっている状態で情報量の多い動画を見せることができるので、コンバージョン獲得につなげやすいのが特徴です。

また、自社商品やサービスに関連するキーワードから、詳細なセグメントを利用したターゲティング設定まで対応できるので、自社が狙うターゲットに効率良く広告を届けられます。

TrueViewディスカバリー広告は、エンゲージメント率やコンバージョン率を高めたいときに利用するのがおすすめです。

バンパー広告

バンパー広告は、認知度拡大・ブランディング・広告想起率の向上に効果を発揮する広告です。広告想起率は、広告を何気なく見たあと「広告を見た、もしくは見た気がする」と認識できる人の割合のことです。

バンパー広告の広告想起率の高さは、2019年にGoogleが行った300を超えるバンパー広告キャンペーンテストで実証されています。このテストでは、300あるモデルケースの約90%が広告想起率の大幅な向上を達成できたそうです。

Bumper ads(July 2019)

https://www.thinkwithgoogle.com/marketing-strategies/video/bumper-ads/

スキッパブル広告のようにスキップボタンがないので視線が散らず、再生時間も6秒と短いのでユーザーが広告に集中しやすい状況を作り出せます。また、再生時間が短いという特徴を逆手に取って、ある種の緊急性や希少性を演出することもできるでしょう。

短い尺でインパクトのある広告クリエイティブを作らなくてはならないのでセンスが求められますが、上記の利点を上手く活かせば自社の認知度拡大・ブランディングに大きく貢献してくれます。

アウトストリーム広告

アウトストリーム広告は、外部のWebサイトやアプリに表示される動画広告のため、ブランドや商品・サービスの認知度向上やリーチの拡大に効果を発揮します。

インストリーム広告と併用すると、その効果は倍増し、認知度向上やリーチ拡大の規模がさらに大きくなるでしょう。

GDN(Googleディスプレイネットワーク)と同じターゲティング機能を使えるので、年齢性別などの属性だけでなく、自社商品に関連するブログサイトやニュースサイトに効率良く広告を出稿できます。

マストヘッド広告

マストヘッド広告は、YouTubeトップページ画面の上部に大きく表示されます。表示される大きさは、PC版YouTube再生画面のシアターモードと同じくらいです。

YouTube広告の中でもっとも視覚的訴求力があると言われているので、商品・サービス・自社ブランドの認知度向上、イベントやキャンペーンの周知などで大きな効果が期待できます。

オーバーレイ広告

オーバーレイ広告は、自社のWebサイトやLPに見込み客を誘導したいときに効果を発揮します。単独運用でも十分な効果がありますが、インストリーム広告と組み合わせて運用するとさらに効果が倍増します。

具体的には、インストリーム広告の映像でユーザーに商品の興味付けをし、オーバーレイ広告の画像やテキストで動画では伝えきれなかった情報を補うという使い方がおすすめです。

「インストリーム広告で広告動画を流す→オーバーレイ広告で情報を補完することでクリックを誘発」の流れでいけば、自然な形でユーザーをLPやコーポレートサイトへ誘導できます。

動画と静止画像・テキストの組み合わせで、自社商品やサービスを二段構えでプッシュできる広告です。

YouTube広告の選び方と費用について

YouTube広告の運用を検討する上で気になるのが費用ですよね。この項目では、課金形態や費用相場について紹介します。

広告種類別の課金形態

YouTube広告の利用を検討するとき、どのタイミングで課金されるかを把握しておくことは大切です。

それぞれの課金タイミングは以下のとおりです。

広告種類別の費用

YouTube広告の費用相場は一回あたり3円~20円と言われていますが、商材・業界・業種などによってケースバイケースです。運用開始当初の費用は、大半の企業が1日1,000円くらいから始めています。

YouTube広告の本格運用を考えるなら費用は10万円が目安です。10万円あれば、PDCAサイクルに必要な広告運用データが取得できます。

10万円の予算を組んでYouTube広告を運用したときの例は以下のとおりです。

YouTube広告の成功事例

YouTube広告には実にさまざまな成功事例があります。

他社の成功事例は参考になるものが多く、また汎用性が高いのも多いです。

この項目では、3つの事例を紹介します。

Gumtree

「Gumtree」は商品や求人広告など、あらゆるニーズをマッチングさせるイギリスのWebサービスです。

Gumtreeでは、TrueViewインストリーム広告の「必ず見てもらえる5秒間」に注目し、インパクト・笑い・わかりやすさを盛り込んだキャッチーな広告動画を配信しました。

その結果、新規訪問客数の59%をYouTube経由で獲得しています。

ナッソーパラダイスアイランド観光局

「ナッソーパラダイスアイランド観光局」は、TVCMを使って多くのユーザーに自局をアピールしたいと考えていましたが予算がなかったっため、少額から配信できるYouTube広告に目を付け、ユーザー属性に最適化した動画配信を開始しました。

手始めにアウトドア関連動画をよく見るユーザー向けに、ナッソーでのアクティビティに焦点を当てた「アクティビティ編」を配信。続いて「ファミリー編」「ビーチ編」など、ユーザー属性を絞り込んだ動画を配信して多様な潜在層にアプローチを続けたことで、Webサイトの新規流入数は30%増加し、最小CPV12円という驚異的な低コスト運用に成功しています。

エーザイ

チョコラBBブランドで有名な「エーザイ」は、新規顧客開拓のために美容に関心の強い潜在層に焦点を当てた動画広告を配信しました。

YouTube広告のターゲティング機能を上手く活用して動画を配信したところ、ターゲット層へのリーチが8%増加。この結果を受け、さらに動画広告クリエイティブをブラッシュアップして配信したところリーチは前回の約3倍になり、「チョコラBBローヤル2」の検索数も915%を記録。

広告配信コストについても、リーチ単価を6分の1以下まで下げることができました。

まとめ

総務省が令和2年9月に発表した令和元年度の調査では、60代を除いた世代のYouTube利用率は73%以上です。この巨大な動画プラットフォームは、業種・商材を問わず、数々の成功事例を生み出しています。

令和元年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書 (総務省情報通信政策研究所)

https://www.soumu.go.jp/main_content/000708015.pdf

しかし、運用経験のない人がいきなりYouTube広告運用で成果を出すのはむずかしく、自社に合った配信方法や効果的なターゲティングノウハウを蓄積できるまで我慢の時間が必要です。

「YouTube広告運用を始めたいけどノウハウがない」「自社で運用するために適切なアドバイスをしてくれるプロを探している」などのお悩みがある方は、ぜひオリナスにご相談ください。YouTube広告を使った認知拡大・ブランディング・販売促進・集客など、企業様のあらゆる目的に沿った最適な施策を提案いたします。また、YouTube広告運用に関するマーケティング担当者様の疑問や質問にもお応えいたします。

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