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Facebook運用代行会社の選び方|Facebook運用を依頼する際のポイントや費用感、成功事例をご紹介
こんにちは!インサイドセールス担当の後藤です。
FacebookはSNSの先駆けとも言える代表的なSNSですが、Facebookの立ち位置はここ数年で大きく変わってきています。今、Facebook運用を強化したいとお考えの場合、Facebookを運用することでどのような成果を期待するか、アカウントの役割やターゲットを明確にすることが大切です。運用代行会社に依頼する場合は特に、このあたりを一緒に考えてもらえるかを見極めなければなりません。
今回はFacebook運用に必要な要素や運用代行会社の選び方や費用感、成功事例等を解説します。
Facebook運用が成功する前提条件とは?
Facebookは世界中でユーザー数No.1のSNSですが、国内のユーザー属性は年々変わりつつあります。その特徴を理解して、自社や商材がマッチするかを再考してみてください。その上でやはりFacebookに注力すべきか、それとも別のSNSの方が向いているか判断しましょう。
Facebookの国内ユーザー層は年々高齢化しており、現在40~50代のユーザーが中心で、男女比では男性が6割程度という特徴があります。前提条件として、上記の層にアプローチしたい企業や商材だとマッチしやすいでしょう。(※1)
また、昨今自身のプライベートよりもビジネス目的で利用するユーザーが増えている印象があり、仕事関係の自身に関わるニュースを発信したり、ビジネスの情報収集をする場としての利用が活発化しています。Facebookを見る時のモチベーションがビジネスに寄っていることを考えると、BtoBの企業や商材でも利用しやすいことがひとつの特徴です。
※1 参照元:【最新版】2020年12月更新。12のソーシャルメディア最新動向データまとめ
海外ユーザー向けにアプローチしたい
Facebookの国内規模は年々縮小しており、2017年9月時点で2,800万人だった国内ユーザー数は、2019年4月に2,600万人へ減少しています。一方、海外ユーザーは2017年9月時点では22億3,000万人でしたが、2019年4月には23億7,500万人と増加傾向にあり、SNSの中では、世界一ユーザー数が多いSNSでいまだに根強い人気があります。
国別ではユーザー数が多い順にインド、アメリカ、ブラジル・・・と続き、特筆すべきは東南アジア各国で利用率が80-90%と非常に高い割合で使われています。そのため、海外ユーザー向けにアプローチしたい企業や商材にとってFacebookは是非利用したいSNSです。(※2)
※2 【2020年最新版】東南アジアのSNSユーザー数・利用率と文化の違い
実名でシェアできる有益な情報がある
匿名で利用できるTwitterやInstagram、YouTubeなどとは異なり、Facebookは実名登録をするSNSです。ユーザーがアカウントをフォローしたり投稿をシェアすると、誰がどんなアクションをしたかが周りのユーザー(知人や友人)に知られることになります。そのため、アクションを起こしてもらうためには、企業も「フォローやシェアをしても恥ずかしくない有益な情報」を発信することが大切です。そのような情報が自社から発信できるかどうか、Facebook運用を強化する前によく考えてみてください。
Facebook運用代行会社に依頼するメリットは?
勝ちパターンに基づいて近道の運用ができる
実績が豊富な運用代行会社に依頼すると、ノウハウに基づいた有効な施策を実施することが可能です。業種や目的、課題ごとに「こういう場合はこうすれば良い」という勝ちパターンを多く持っているため、自社運用だと時間をかけて様々な施策を試しながら遠回りしてしまう事象も、近道で解決することができるのがメリットで、スピーディに軌道に乗せたい場合は効果的でしょう。
自社の工数を削減できる
運用代行会社に業務を包括的に依頼できると、自社の工数が削減され、社内メンバーは他の業務に集中することができます。最初の戦略策定時や月次の振り返りなど、PDCAを回すプロセスは社内メンバーが深く関わっていく必要がありますが、日々の運用はルーティン業務となることが多いです。そのため、単純な運用業務は外部に委託して、その結果や改善案を運用代行会社からフィードバックしてもらいながら自社では上流工程を行うという役割分担ができると良いでしょう。
客観的に効果測定・改善ができる
Facebookに限らずSNS運用は、ユーザーの共感が大事です。自社運用を行っているとどうしても企業が発信したいことが中心になるなど、ユーザー目線でのコンテンツ制作ができなくなってしまうケースが多くあります。また客観的な分析ができなかったり、そもそも効果測定自体を行っていなかったり、正しく課題を認識して改善していく力が弱い企業を弊社でも多く見てきました。外部からの目線として運用代行会社をうまく活用して、客観的な効果測定や分析・改善のパートナとなってもらうことができるのも、メリットのひとつです。
Facebook運用代行会社を選定するポイントは?
自社の課題や改善点をきちんと指摘してくれるかどうか
Facebookに限らず、SNS運用はスピーディーに課題の抽出や改善を行っていく必要があります。自社の言いなりではなく、きちんとノウハウに基づいて指摘ができる会社かどうか見極めてください。これまでどのような課題を解決してきた実績があるかや、自社の課題を率直に聞いてみると良いでしょう。
Facebook以外の実績・ノウハウを持っている会社かどうか
上述のように、Facebookは特に昨今、商材やターゲット・目的によって向き不向きが分かれてしまいます。Facebook運用は長期施策になるため、最初の段階で本当にFacebookに注力すべきかどうか判断しておくことが必要です。Facebookに特化した運用代行会社だと、成果が出しづらいとしてもFacebook運用をおすすめするしかありませんが、他SNS、更にはWeb施策全般を行うことができる運用代行会社であれば、自社の課題や目的に合った施策を包括的に判断して提案することができるので、どのような業務領域を得意とする会社なのか最初に聞いてみると良いでしょう。
Facebook運用代行会社の費用感
Facebook運用代行会社の費用感は、投稿頻度や作業範囲によって変動します。アカウント全体の戦略から実際の運用代行、分析・レポーティングまでトータルで任せる場合は、月額20万円~50万円程度が相場でしょう。フリーランスだと20万円以下、大手運用代行会社では50万円以上となるところもありますが、費用だけで選ばず、自社の目的達成に向けて並走できる会社かどうか、実績などを聞いた上で判断することをおすすめします。
尚、運用をトータルで任せず作業範囲が限定される場合は、上記相場より安価に抑えられることもあります。ただ、会社によっては最低金額を定めているところもありますので注意が必要です。
また同時にFacebook広告を運用する場合は、別途バナー制作や広告運用代行金額がかかります。広告運用の相場は月額100万円以上(広告運用手数料20%程度)となりますが、こちらも各運用代行会社に問い合わせてみてください。
Facebook運用の成功事例
キルフェボン
フルーツタルト専門店の「キルフェボン」のFacebookアカウントは、8.5万人以上のフォロワーを抱えています。Instagramのコンテンツと合わせて同内容で投稿しており、ケーキ紹介がメインコンテンツです。投稿には各投稿1,000件前後のいいねや、時には数十件のシェアをされており、画像+長文でのケーキ投稿がユーザーにとって有益な情報提供に繋がっていると考えられます。BtoC企業のアカウントでは、FacebookとInstagramで同様の内容を投稿しているアカウントも多く見られますが、媒体によってターゲット層が分かれていると考えられ、どちらも有効な情報提供媒体になっているようです。
藤巻百貨店
藤巻百貨店は元伊勢丹の名物バイヤー、藤巻幸大氏が立ち上げた通販サイトです。選りすぐりの雑貨を販売していますが、「大人の男性」をターゲットにした商品が多いこともあり、Facebookとの親和性もばっちりです。約23万人がフォローするアカウントであり、EC販売へのインパクトも大きいようです。コンテンツのメインは商品紹介ですが、世界観にこだわった物撮りから、商品の特徴が分かる写真、着用画像など、様々なシチュエーションや確度からの写真を載せることでユーザーの商品理解を深め、購買意欲を促進することができています。
日本航空(JAL)
日本航空社のFacebookアカウントは、企業としての活動やニュースを発信する広報アカウントです。お客様だけでなく、株主や取引先、採用候補者など様々なステークホルダーを対象にしていると見られ、約200万人のフォロワーを抱えています。
ひとつひとつの投稿内容が非常に濃く、画像も交えて丁寧に説明しています。コンテンツ内容は多岐に渡り、企業活動のこだわりやCSR活動、世界中で撮影したおすすめスポットや日本の綺麗な風景など、日本航空社の事業軸から離れない範囲で様々な投稿を発信しています。またフォロワーに対してクイズを出題しコメント欄で回答をもらうなど、一方的な発信だけではなくフォロワーとの相互のコミュニケーションも取れています。
Facebook広告との違い
Facebookアカウント運用は基本的に無料で利用でき、自社のアカウントを作成しその中での情報発信を行うものです。そのため、投稿はフォロワーを中心に見てもらうことができます。しかし、Facebook広告は広告費をかけてフォロワー外のユーザーに発信を行うため、フォロワー以外の幅広いユーザーに見てもらうことができます。
Facebook広告の特徴は、ユーザーが実名+性別や誕生日、住まいや興味関心等のプロフィールを登録して利用するため、正確なユーザー属性がFacebook上のデータとして溜まっていることです。広告はそのデータを利用して、企業がアプローチしたいユーザー属性を指定して広告配信を行うため、精度の高いターゲティングができることが魅力です。
アカウント運用だけでなく、短期的にFacebook上で結果を出したい場合、Facebook広告を合わせて利用すると良いでしょう。
まとめ
Facebookは世界中で最もメジャーなSNSですが、日本国内で利用するには、自社商材やターゲット、目的との親和性を考え、向き不向きを判断する必要があります。今回ご説明した、運用開始前に考えるべきポイントや運用代行会社に依頼する時のポイントなどを参考に判断してみてください。
オリナスでは、国内・海外向けのFacebookアカウント運用は勿論、Facebook広告やInstagram・Twitter・LINE・YouTubeなどその他のSNS運用実績も豊富です。「Facebookが自社に合うかどうかわからない」「具体的に課題がある」など、Facebookに関してお悩みがありましたら、オリナスまでお気軽にお声かけください。