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【徹底解説】SNS広告の運用代行とは?メリットから費用感、選び方まで紹介

SNS(Social Networking Service)の普及は、ユーザーと企業の距離を大幅に縮め、企業のマーケティング手法に大きな影響を与えました。
SNS上で広告を流すという新しい広告形態が生まれ、LINEやInstagram、Twitterなどの代表的なSNSは企業の広告媒体として重要度が高まり、多くの企業がSNS広告を利用した集客、認知拡大に参入しています。
しかし、SNS広告は広告に対する知識と適切な運用方法が必要なため、すべての企業がSNS広告運用を成功させることができるわけではありません。
SNS広告を利用したいが、自社で独自に行うのは難しいという企業のために存在するのが、SNS広告の運用代行です。
本記事では、SNS広告の運用代行とはどんなサポートをしてくれるのか、メリットや費用相場、運用代行の選び方まで、徹底的に紹介していきます。
SNS広告運用会社の支援内容
まずはSNS広告運用会社がどんな支援を行っているのか、SNS広告運用の流れに沿って、順番に紹介していきます。
SNS広告運用会社の支援内容は主に以下の7つです。
- 広告アカウントの開設
- KGI・KPI策定
- ターゲティング設定
- 入稿作業
- 予算・進捗管理
- 振り返りと改善提案
- クリエイティブ制作
支援内容は広告運用会社によって異なるため、依頼時に自社に必要な支援を行ってもらえるか確認することが必要です。
広告アカウントの開設
まず一つ目、利用するSNSを選択し広告用アカウントの立ち上げを行います。
SNSを運用する際には、普段活用しているアカウントとは別で広告アカウントを作成する必要があります。
広告主保有の広告アカウントで運用する場合もあれば、セキュリティの関係でアカウント開設には対応していない広告代理店もあるので、依頼する場合はどのような形態で配信を行っていくのか確認しましょう。
KGI・KPI策定
SNS広告を運用することで達成したいゴールである「KGI」と、「KGI」を達成するための段階的な中間目標である「KPI」を策定します。
ECショップへの遷移数、集客、資料請求、申し込みなど、何をゴールにして広告配信を行うのか、双方で認識齟齬がある内容に擦り合わせをして決定します。
ターゲティング設定
どのようなユーザーに届けたいのか、広告を配信するターゲットを設定します。
配信目的や商材の強み、獲得したいターゲット層をもとに年齢や性別、エリア、趣味嗜好などの属性からターゲット設定をしていきます。
適切なターゲティングが行えない場合望んだ広告効果が得られないため、運用側と相談しながら細かく選定していきましょう。
入稿作業
広告の入稿作業を行います。
広告媒体であるSNSに掲載するランディングページや投稿など、広告ページのデータ入稿を広告代理店側で行います。
予算・進捗管理
SNS広告で一番大事な広告配信後の進捗、予算管理も広告代理店が行います。
現状の広告消化額やCV、リーチ数、CPAなどの数値を定期的(デイリー)で確認し、芳しくない数値があれば改善を行い進捗管理をします。
振り返りと改善提案
SNS広告運用結果の振り返りと、改善提案を行います。
配信期間終了後、結果どうだったのか数値データとともに振り返り、改善点があれば次回の広告運用のための改善提案を行います。
数値データをレポートにまとめるのか、そのレポートをもとに報告会議があるのかはその企業やクライアント側の希望によるため、どのような形で広告代理店から広告運用結果の報告があるのかは事前に確認していると安心です。
+α クリエイティブ制作
運用代行会社によって様々ですが、SNS広告の運用に加えてクリエイティブ制作も対応できる会社も存在します。
配信時に必要なランディングページ、投稿画像の撮影、作成をしてくれる企業もあるため、広告内容まで任せきることも可能です。
広告運用代行会社に依頼するメリット
では、SNS広告を広告運用代行会社に依頼するメリットは何でしょうか。
広告運用代行会社に依頼するメリットは主に以下の4つです。
- SNS広告運用のノウハウを得られる
- 正しいKPI・目標設定ができる
- 運用工数削減で他業務に取り掛かれる
- 複数媒体出稿やクリエイティブ制作など+αの業務も依頼できる
広告運用代行会社に依頼することで、自社では難しいSNS広告の運用を任せられるとともに、今後自社でSNS広告を打ち出すための準備にもなります。
SNS広告運用のノウハウを得られる
SNS広告の旬な運用手法は移り変わりが激しく、運用に関する知識やノウハウの情報速度は早いため最新情報をキャッチアップすることが難しいです。特にSNSを利用していない企業にとってはその情報を瞬時に掴むことは難しいでしょう。
また、広告媒体や広告内容によってとるべき戦略は異なっており、むやみやたらにSNS広告を打ち出すだけでは広告費の無駄になります。
その点、広告運用代行会社に依頼することによって、一緒に施策を進めることで専門知識をもつプロからノウハウを得られるほか、自社のマーケティングスキル向上にも繋がります。
正しいKPI・目標設定ができる
SNS広告運用を始めて行う場合、企業にとっては経験がないため正しい目標設定を行うことが難しいです。
SNS媒体によって数字による目標設定も異なるため、自社が掲載するSNS媒体でKPI・目標設定を行うためにデータが必要です。
広告運用代行会社に依頼することで、広告運用代行会社のこれまでの経験やデータから現実的なKPI設定・効果測定により課題把握や改善ができ、売上に繋がる運用に近づけます。
運用工数削減で他業務に取り掛かれる
外部委託を行うことでSNS広告の運用にかかる負担を軽減し、自社のほかの業務をこなすことが可能です。
特に社内にSNS広告運用に割けるリソースがない場合、SNS広告運用に特化した人材に外注することで人材不足を補うことが可能です。
また、SNS広告の運用を行う担当者がいる企業でも、他業務と兼務して片手間で活用している企業担当者が多く見受けられます。
外部委託すると手離れ良く運用ができ、主業務に集中できるため、マーケティング成果を最大化できるのです。
複数媒体出稿やクリエイティブ制作など+αの業務も依頼できる
広告運用代行会社によっては、複数媒体出稿やクリエイティブ制作など+αの業務も依頼できます。
それぞれの業務を別々の外注先へ依頼すると、工数の増加や業務の長期化など連携面で不便が発生します。
一環して同じ外注先に依頼したほうが管理工数の削減に繋がり、案件進行状況を見据えた新規格の提案、改善提案をもらえるので効率的です。
また、特定のSNS広告で効果が出なかった場合、別のSNS広告へ移行することがあります。複数媒体で出稿する実績があれば、自社に最適なSNS広告を選択し移行することが可能です。
ただし、全ての広告運用代行業者が複数媒体出稿やクリエイティブ制作まで引き受けているわけではないため、どこまで対応可能か相談してみましょう。
運用委託先の種類(広告代理店 or マーケティングエージェンシー)
では、実際にSNS広告運用の委託先はどんな種類があるのかを紹介します。
主に3つ、ここでは紹介いたします。
- SNSマーケティング会社
- Webマーケティング会社
- 総合広告代理店
それぞれ支援範囲や特徴が少しずつ異なるため、自社にどの委託先があっているのか選択する際の参考にしてください。
SNSマーケティング会社
SNSマーケティング会社とは、LINEやTwitter、InstagramといったSNSを運用し、集客や商品販売、ブランド認知などのマーケティングを行う会社のことです。
SNSに特化したマーケティング手法を用いて、SNSによるユーザーと企業の距離を縮めるとともに、新規顧客の獲得や企業のブランド認知、商品販売への誘導を行います。
SNS広告を依頼する会社としては、SNSに特化しているため最も多くのノウハウを所持しており、SNSマーケティングのプロといえるでしょう。
SNS全般に精通しているマーケティング会社であれば、もし特定のSNS広告で効果が出なかった時に、別のSNS広告へ乗り換えることも可能です。
注意として、SNSマーケティング会社の中にはSNS広告運用会社やSNSアカウント運用会社、Instagramのみ特化しているなど、特定分野を専門にしている会社が存在しているため、依頼する会社は事前に確認すべきです。
Webマーケティング会社
Webマーケティング会社とは、SNSだけでなくSEOやWeb広告、ランディングページやメルマガなどWeb業界にまたがって幅広いマーケティングを行う会社のことです。
SNSなどインターネット上の幅広いツールを包含したWebを適切に用いることで、企業のデジタルマーケティングに関わるマーケティングのサポートを行います。
SNS広告を依頼する会社としては、SNSはもちろんホームページやランディングページなど外部のWebツールに関わる知識を有しているため、SNS広告だけにとらわれないマーケティングを行う会社といえます。
SNS広告で効果が出ない場合に、別のWeb広告を選択肢として提示してもらえる場合もあるでしょう。
Webマーケティングを幅広く行っているため、SNS広告運用に対して十分な実績があるかの確認は必須です。
総合広告代理店
総合広告代理店とは、全ての広告媒体に対して企画から製作、配信までを行う会社のことです。
SNSやWeb等のインターネット上の広告だけでなく、テレビCMや看板広告、雑誌広告など全ての広告に対してクライアントに合わせたサポートを行います。
SNS広告を依頼する会社としては、SNS以外にもすべての広告媒体に関する知識を有していますが、SNSに特化している会社と比べると実績が少ない可能性もあります。
選択の際には代理店にどのようなSNS広告運用の実績があるか、SNS広告を運用できる担当者がいるかどうかを確認すべきでしょう。
依頼時に広告運用会社へ必要な予算感
広告運用会社へSNS広告運用の依頼をする場合、複数の費用が必要となります。
主に5つの費用が存在します。
- 初期費用
- 手数料
- 広告配信実費
- レポート作成費や報告会費
- クリエイティブ制作費
おおよそどの広告運用会社もこれから紹介する費用が必要であるため、必ず確認しておきましょう。
初期費用
1つ目の費用は、初期費用です。
広告運用会社の中には、SNS広告の運用を行う際に初期費用がかかる場合があります。初期費用のかかる業務内容としては、アカウントの開設や市場調査、KGI・KPI策定等が多いです。
初期費用の金額は広告運用会社によって大きく異なり、サポート内容の違いから無料で行ってくれる運用会社もあれば、10万円〜50万円と大きな幅があります。初期費用の金額はホームページ等で確認できない会社も存在しているため、依頼前に確認しておく必要があるでしょう。
手数料
2つ目の費用は、手数料です。
広告運用会社が受け取る手数料の相場は、企業がSNS広告運用に充てた広告費の20%または固定制と設定している会社が多いです。全体の広告予算をどのくらいにするかにもよりますが、固定制より一律20%のほうが費用を抑えられることもあります。
広告配信実費
3つ目の費用は、広告配信実費です。
広告配信実費はSNS媒体によって費用が異なっているため、自社が広告を打ち出す媒体に応じて必要な費用が変化します。
SNS広告自体は数百円〜配信可能ですが、企業によって最低配信金額を設定している場合もあります。その企業の配信金額条件はいくらなのかを、事前に確認しておきましょう。
レポート作成費や報告会費
4つ目の費用は、レポート作成費や報告会費です。
広告配信結果を定量定性でまとめたレポートは、SNS広告運用を行う上で重要な指標となります。
広告運用会社によって、数値が記載されたシートで対応している会社や改善点などテキストベースの資料で対応している会社など様々です。
もし気になる場合はサンプルがあるか問い合わせをし、記載内容を確認して自社に合っているか判断しておくと安心です。
また、レポートを提出して施策は終了となるのか、レポートをもとに報告会があるのか、その費用は発生するのかなど企業によって対応範囲が異なるため、こちらも併せて事前に確認しておきましょう。
クリエイティブ制作費
5つ目の費用は、クリエイティブ制作費です。
依頼側の素材支給だけではなく、広告配信時のクリエイティブ制作も対応している企業もあります。
その場合はオプション料金として設定している企業もあるため、いくらで対応可能なのか問い合わせをしておく必要があります。
失敗しない!広告運用会社の選び方
最後に、広告運用会社の失敗しない選び方を紹介します。
- 対応可能なSNS媒体は何か
- どこまでのサポートが可能か
- 自社の配信目的と似た実績があるか
- どのような費用形態か
広告運用会社によっては、自社の運用したいSNSに対応していなかったり実績が少なかったりと、望んだ運用ができない可能性があります。
自社のSNS広告が失敗しないように、信頼できる広告運用会社を選択しましょう。
対応可能なSNS媒体は何か
広告運用会社の中には、特定のSNS媒体しか対応していない会社が存在します。
対応可能なSNS媒体が多ければ、特定のSNS媒体で広告効果が低かった際に複数の媒体で出稿することも可能です。
SNSの中でもInstagram広告のみ、TikTok広告のみなど限定的に対応している企業もあるので、自社が配信したいSNSで対応可能か確認しましょう。
どこまでのサポートが可能か
広告運用会社によって、広告運用のサポート範囲が異なります。
広告の運用だけでなく、クリエイティブ制作や広告業務に対するマーケティングの補助など広告運用以外のサポートが充実している会社も存在します。
自社で広告運用を行う際にどんなサポートが必要なのか、依頼する広告運用会社にどこまでのサポートを行ってもらえるのかを事前に確認しましょう。
自社の配信目的と似た実績があるか
自社のSNS広告配信に対して適した実績があるかの確認は必須です。
同業他社の実績もしくは「自社と近い課題/悩みを持っている企業を支援した事例があるか」も大事なポイントです。実績が豊富な会社ほどノウハウがあるので、提案力が高く安心して依頼できます。
どのような費用形態か
広告運用会社によってSNS広告運用にかかる費用形態が異なります。
初期費用、配信実費、手数料、その他業務費など様々な箇所で費用が必要になりますが、それぞれ具体的に何に使われるのか、正当な価格かよく精査をしましょう。
さいごに
本記事では、SNS広告の運用代行の支援内容やメリット、費用形態、失敗しない選び方などを紹介しました。
SNS広告運用の経験がない企業がSNS広告を取り入れる時のサポートとして広告代理店が存在していますが、現在はピ多くの広告代理店が乱立しています。
その中から、自社に最適な広告代理店を探すのはなかなか難しいという方も多いのではないでしょうか。SNS広告運用の依頼に迷ったら、ぜひ一度、オリナスで相談してみることをおすすめします。
こんなお悩みありませんか?
・広告配信まではできてもその後の効果測定が出来ていない
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1,000件以上の企業様のSNSマーケティングを手掛けてきたオリナスが、企業目的に合ったSNSの選定から自社の強みを生かせるコンテンツの企画まで、どのようにサポートしているのか、その特徴やプランについて資料にまとめました。