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【アパレル編】Instagram集客活用マニュアル|店舗に呼びこむ、ファンを付けるInstagram運用

2021.7.8 2021.07.8 Instagram
【アパレル編】Instagram集客活用マニュアル

Instagramは、画像や動画を使って視覚的な訴求ができるSNS媒体です。

画像はテキストの約7倍、動画はテキストの約5,000倍の情報伝達力があると言われており、SNSを活用した集客が主流になっている現在、商品の見た目が購入を左右するジャンルにおいて、Instagramの利用は不可欠です。

特にアパレル業界は、Instagramの企業活用のパイオニア的業界でもあるので、現在ではその競争も激しくなっています。

そこで本記事では、集客にInstagramを活用しているアパレル企業の事例を交えながら、ファンをつけるための投稿のコツや店舗集客を行うにあたっての注意点について解説していきます。

①アパレル業界の集客構造

現在のアパレル業界では、さまざまなチャネル(集客するための媒体・経路)を利用するのが一般的です。店舗・ECサイト・メール・SNSといった複数のチャネルを連携させて、ユーザーの購買活動をスムーズにする販売戦略のことを「オムニチャネル」と言います。

売上を伸ばしているアパレルブランドの多くが、オムニチャネルで成功しています。

オムニチャネルの中でも軸になるのが、ECサイトとSNSの連携です。コロナ禍の影響もあり、ますますECサイトの利用が増加していますが、そのサイト訪問のきっかけになっているのがInstagramやTwitterなどのSNSです。

知りたい情報があればSNSで検索するのが一般的になってますが、ことファッションについて調べるとき、最も利用されているSNSがInstagramがです。オムニチャネルが成功の鍵となる中で、集客の入口になるInstagram運用の重要性はますます高まっているのです。

ファッション情報収集時によく利用するサービス

②「インスタ」と「アパレル」の親和性

冒頭でも記載の通り、Instagram内での競争が激化しているアパレル業界ですが、なぜアパレル企業がこぞってInstagramを活用しているのか?を紐解いていきたいと思います。

Instagramの基礎知識

Instagramは、画像や動画をメインに楽しむSNSで、基本的に一般ユーザーも企業も無料で利用することができます。2019年時点で全世界で約10億人のユーザーがおり、日本国内でも3,300万人のユーザーがいます。「インスタ映え」や「インスタグラマー」などの新しい言葉とカルチャーを生み出したことでも有名です。

Instagramはリリース当初おしゃれな画像や動画を見て楽しむツールとして認知が広まったため、他のSNS媒体と比べて女性ユーザーの割合がやや高めです。気に入った投稿にいいねを付けたり、コメントを書いたり、投稿を他のユーザーとシェアしたりなど、コミュニケーションを取ることも可能です。

2016年リリースのストーリーズ機能により、リアルタイムでライフスタイルを共有する文化も根付きました。

なぜインスタはアパレル業界の集客に最適なのか?

なぜInstagramはアパレル業界の集客に最適なのか、その理由は大きく以下の三つです。

h4 購入後のイメージを想起させやすい

自社商品を使ったおすすめのコーディネートや、スタッフによるコーディネートを画像や動画で投稿することで、自分が商品を購入し身に着けたときをイメージしてもらういやすくなります。コーディネート写真と合わせて、キャプションで着こなしのポイントも伝えれば、「商品は気に入ったが本当に自分にも着こなせるのかな?」というユーザーの不安も払拭できるでしょう。

多くのアパレル企業のECサイトやカタログは、モデルが着用した写真しか掲載されていないため、自分が着用したイメージが想起しにくいという点を、Instagramが補填してくれるのです。

スタッフコーディネート投稿例

ユーザー投稿がされやすい

洋服やファッション小物は最も自分のセンスが現れるカテゴリーであり、もともと「人に見せたい」「自慢したい」「自分のカタログ的に記録したい」というニーズが高いため、買った商品や貰ったプレゼントなどが投稿されやすい特徴があります。

そして、投稿する際にブランドのInstagramアカウントがあれば、写真にタグ付けをしてくれたり、キャプションにアカウント名を載せるケースがほとんどです。

投稿を見たフォロワーが「自分もコーデを真似したい!」と思ったときに、すぐにアカウントへ遷移→自社ECサイトのリンクをクリックという購買導線を確保することがInstagram集客成功の要です。

ブランドタグ付け例

Instagramは若年層にとってのファッション雑誌

男女問わず、現在の10~30代を中心に、「流行のアイテムを知る」「コーディネートの参考にする」「スナップを見る」といった、従来ファッション雑誌で行っていたことをすべてInstagramで行うことがスタンダードになっています。Instagramをやっていないことは、大手ファッション誌に一切商品が載っていないような状況なのです。

以上三点に加え、Instagramでは企業や自営業者向けに、ビジネスアカウントというアカウントの種類が設けられており、いいねやコメント数の他に、どの投稿がどれだけ見られたか、ECサイトにどれだけ流入したかなど、より詳しいユーザーの動向が分かるインサイト機能を使用するができます。

どの投稿がどれだけの集客効果を発揮したか、定量的に図ることができるのも、Instagram活用をおすすめできる理由の一つです。

フィード インサイト、ストーリーズ インサイト

③集客に繋げるアカウント活用術(アパレル編)

ここでは、Instagramで集客するときの投稿のコツを紹介します。

プロフィール内容を充実させる

Instagramで効率的に集客するには、プロフィールを充実させることが大切です。

「何を目的としたアカウントなのか?」「フォローするメリットは何なのか?」をわかりやすく伝えてください。「自社商品のコーデを投稿することで、シチュエーション別の着こなしを提案したい」といった目的やフォローするメリットを明確に伝えましょう。

また、多くのコンバージョンにつなげるために、商品の購入方法も必ず記載してください。

ユーザーが御社の商品に興味を持っても、すぐに購入できる環境がなければコンバージョンにはつながりにくいのです。ユーザーは購入方法を探しているうちに熱が冷めてしまい、そのまま離脱する、といったこともよくあるので気を付けましょう。

ショッピング機能・ストーリーズを使いこなす

Instagramには、投稿した画像や動画に、自社ECサイトの商品ページを紐付けられるショッピング機能が用意されています。ユーザーは、投稿で紹介されている商品が気に入れば、すぐに商品ページに移動できるのです。

ストーリーズは、24時間限定の画像や動画を投稿できます。緊急性や希少性を演出したいときに使える機能です。ストーリーズに投稿したコンテンツは削除することもできますし、ハイライト機能を使って自社アカウントに残しておくこともできます。

ショッピング機能例、ストーリーズ例

映える投稿クリエイティブを制作する

数年前までは、美しく洗練されてたビジュアルの投稿が多く、ユーザーにも良しとされてきましたが、近年は日常を切り取ったかのような雰囲気のある投稿がユーザーに好まれる傾向にあります。といっても、企業アカウントの投稿に素人っぽさを求めているわけではなく、モデルやブランドスタッフが商品を着用したクリエイティブや、バッグやアクセサリーなどのファッション小物のあるオシャレな日常のひとコマのようなクリエイティブなど、ハイクオリティ+リアルを感じるビジュアルが映える投稿のニューノーマルといえます。

アパレル商材は、ユーザーが一般的に使用する「映え=鮮やかな発色に加工する」など、色味のニュアンスに大きな変化を加えることは、消費者に偽りの情報を与えてしまうためNGです。商材そのものの色味を再現することはもちろん、撮影時のライティングを上手に活用することで、上品な立体感や高級感を演出することも可能です。

また、アカウントのトップ画面に投稿が並んだ時の統一感を意識しつつ、着用画像や置き画、リール動画、テキスト入りの画像など、豊富なバリエーションのクリエイティブをバランスよく用意することも、ユーザーやフォロワーの購買意欲の向上に多角的なアプローチとなり、販売促進につなげることもできます。

投稿クリエイティブ例

④注意したいポイント

Instagramは、アパレル業界での集客に有効なツールですが、注意して欲しいポイントがあります。

運用には手間がかかる

Instagramは、投稿のための画像や動画を用意する必要があります。投稿頻度を1日1投稿と考えても、毎日投稿素材を用意しなければなりません。情報発信だけでなく、フォロワーからもらったコメントに返信することも大切な作業です。

投稿準備やコメント返信の作業を、実店舗の運営やECサイトの運営と並行して行う必要があります。

炎上・誹謗中傷のリスクがある

Instagramに限らず、SNSには炎上や誹謗中傷のリスクがあります。こちらがどれだけ注意しても、投稿内容に不快感を覚える人がいる可能性があるのです。誰でも閲覧できる媒体である以上、このようなリスクがあることを覚えておいてください。

炎上や誹謗中傷を避けるためには、心無いコメントがあっても、決して感情的にならないようにしましょう。一度炎上してしまえば、集客や企業のブランドイメージに大きな傷がつきます。

投稿時には、情報は間違っていないか?人を不快にする内容になっていないか?など、投稿者だけでなく複数人で定期的にチェックしましょう。

⑤アパレル業界のインスタ活用事例

この項目では、Instagramを集客に活用した成功事例を紹介します。

MARC JACOBS

「MARC JACOBS」は、630万人のフォロワーがいるファッションブランドで、Instagramのハッシュタグを有効活用して大規模なキャンペーンを行っています。

「#castmemarc」というタグを付けてコーディネートを投稿してくれたアカウントの中から、自社のモデルを選抜するというキャンペーンで、自分が好きなブランドのコーディネートを披露する場を、ブランドが公式に用意してくれたこともあり、多くのユーザーが参加しました。

Heather

アパレルブランド「Heather」のアカウントでは、キャンペーンによりフォロワーの伸び率を約1.4%から7.4%まで伸ばしました。
キャンペーンは、期間中にHeatherの投稿にいいねをしたユーザーの中から、毎日1名に商品をプレゼントするというものです。商品を提供してフォロワーを集めるキャンペーンは多くの企業が行っている手法ですが、毎日当たるという点から、もしかしたら自分も当たるかもしれないという気持ちにさせる、そして毎日アカウントに足を運んでもらうことで、多くのユーザーを獲得&リーチ数を伸ばすことに成功しています。

Ameri VINTAGE(アメリヴィンテージ)

立ち上げから5年で売上高30億円となったAmeri VINTAGEは、ファッションブロガー黒石奈央子が立ち上げたレディースセレクトショップです。

ディレクター兼CEOの黒石 奈央子自ら新商品を着用しインスタライブで商品紹介を行ったり、リール動画を活用して商品を着用したモデルの動きのある様子を伝えるなど、ユーザーに実際の着用イメージを湧かせ、商品購入の敷居を低くすることで、販売促進につなげている。

WIND AND SEA(ウィンダンシー)

アパレルブランWIND AND SEAは、クリエイティブディレクター熊谷隆志によるオリジナルブランド。スタイリスト・カメラマンなど幅広い分野での活動を反映させたストリートテイストのアイテムを展開しています。

中目黒に直営店があるものの、主軸はECでの販売。インフルエンサーや芸能人による商品のInstagram投稿で人気を博し、インフルエンサーの投稿は公式アカウントでリポストするなど、Instagramの拡散力を上手く活用しています。また、新商品の事前告知をして、販売までをカウントダウン、そして再度販売告知をするという一連の流れをInstagram上で行うなど、ファン心理を巧みに操る戦略で、販売後は即完売という理想的な販促の流れをつくり出しています。

活用事例参照元:https://collatech.co.jp/ifm-lab/instagram/instagram_business/4151#Instagram8
        https://instagram-promotion.net/insta-live-jirei/#Ameri_VINTAGE

⑥まとめ

Instagramを活用した集客成功例は、先述したケースの他にもたくさんあり、再現性が高い例も多くあります。

しかし、Instagram運用を軌道に乗せるには時間もかかります。初めてInstagramを利用する人であればなおのこと、媒体特有の使い方に戸惑うでしょう。使い方に慣れたとしても、効率的にフォロワーを集める投稿ができるとは限りません。

そのため、運用ノウハウがない人は、効果を実感する前に運用を断念してしまうケースが多いです。このようなケースを回避するには、「運用方法を知っている人」いわゆるプロに相談することが一番の近道です。最適解を知るプロは、御社の扱う商材から業界の特性までを考慮した運用ができます。

オリナスでは、基本の運用サイクルの代行はもちろん、企画や戦略立案の他、SNS広告配信やインフルエンサーを使った施策まで企業様のInstagram運用をトータルサポート致します。また、アパレルブランドのマーケティング担当者様に向けた具体的な施策の提案も行っております。

ホワイトペーパーもご用意しておりますので、まずはぜひダウンロードしてご活用ください。

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